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ミラン16歳GK“ブッフォン2世”にレアルの洗礼

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[7.30 IC杯 R・マドリー0-0(PK10-9)ミラン]

 ミランの新星GKがレアル・マドリーの洗礼を浴びた。30日、インターナショナルチャンピオンズ杯で対戦した両チームは、0-0から突入したPK戦の末に、10-9でレアル・マドリーに軍配が上がった。

 背番号99が0-0の後半29分からミランのゴールマウスを守るために登場した。196cmと一際目立つ長身GK。名前はジャンルイジ・ドンナルンマ。1999年生まれ、16歳にしてミランのトップチームでプレーする注目株だ。

 残り約15分を無失点で終えたドンナルンマは、PK戦に臨んだ。ミランは3人目の新加入FWカルロス・バッカが枠右に外して失敗。ただ決められれば終わりのレアル5人目のMFトニ・クロースのPKを、左に飛んだドンナルンマがキャッチしてサドンデスに持ち込んだ。

 ただ、止めたPK以外はことごとく逆を突かれてしまう。特に6人目のDFダニエル・カルバハル、8人目のMFデニス・チェリシェフに中央に決められると、9人目と10人目のキックは左右にも飛べなくなる。11人目のGK対決となったキコ・カシージャには、またも中央に決められると、逆にドンナルンマが蹴った中央へのキックは、カシージャに足でセーブされてしまった。

 同じ「ジャンルイジ」の名前を持つイタリアの大守護神ジャンルイジ・ブッフォンは1995年に17歳の時にパルマでセリエAデビューを飾った。早くからレギュラーを獲得し、37歳になる現在までイタリア代表のゴールマウスを守り続けている。“ブッフォン2世”の呼び声高いドンナルンマには国外クラブも注目。この日対戦したレアル・マドリーも熱視線を送り続けいると伝えられている。ミランではGKディエゴ・ロペス、GKクリスティアン・アッビアーティの厚い壁が立ちはだかるが、この屈辱を糧に、ステップアップを続けてほしい。

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