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代表初選出の米倉、ハリル監督は「最初ちょっと怖かった」

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 東アジア杯に出場する日本代表が31日、中国・武漢にある試合会場近くのグラウンドで現地入り後初の練習を行った。29日にJリーグを戦い、前日30日に移動してきたばかりとあって1時間余りの軽めの調整となったが、追加招集のMF藤田直之(鳥栖)、GK六反勇治(仙台)を含めた全23選手で8月2日の北朝鮮戦に向けて調整した。

 27歳で待望の日本代表初選出となったDF米倉恒貴(G大阪)は初練習後、「ガンバの選手が6人いるし、今のところは緊張することなくやれている」と笑顔を見せた。前日30日に初対面したバヒド・ハリルホジッチ監督については「真顔で冗談を言うから、最初はちょっと怖かった」と苦笑い。「まずは練習で自分がどういうプレイヤーか見てもらう必要がある。練習からアグレッシブにやっていきたい」と、短い時間でのアピールを誓った。

 攻撃的なMFから千葉時代の13年に右サイドバックへコンバート。いきなりチーム3位タイの6得点を記録するなど、攻撃的なサイドバックとして新境地を開拓した。14年にG大阪へ完全移籍し、昨季は3冠に貢献。サイドバック転向からわずか2年半で夢の舞台へたどり着いた。

 サイドバックに関して「まだまだ勉強中」と話す発展途上のニューフェイスは「(代表は)目指してきたところだし、それが現実になって、試合になったらまた違う気持ちになると思う。ここからさらに上を目指してやっていきたい」と、表情を引き締めていた。

(取材・文 西山紘平)

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