beacon

清水、大榎監督辞任発表…低迷謝罪「誠に申し訳なく思っております」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 清水エスパルスは1日、大榎克己監督が辞任したことをを発表した。後任には今夏より就任した田坂和昭ヘッドコーチが監督代行として指揮を執る。

 不振を抜け出すために王国清水の威信をかけて就任したはずのクラブレジェンドでもチームを立て直すことは出来なかった。大榎監督は地元清水市出身で、清水東高時代は長谷川健太氏(現G大阪監督)、堀池巧氏(現順天堂大監督)とともに清水東三羽烏と呼ばれ活躍。Jリーグ開幕時には三羽烏がともに清水でプレーし、クラブの創成期を支えた。

 引退後は母校早稲田大の監督を経て、清水の下部組織でキャリアを重ねた。そして昨年7月、成績不振で解任されたアフシン・ゴトビ前監督の後任として、指揮官に就任。最終盤まで残留争いを繰り広げたが、最終節で何とかJ1残留を決めた。

 しかし新シーズンに入ってもチームは復調の気配を見せず、第1ステージは最下位に低迷。巻き返しを期した第2ステージも1勝2分2敗と苦しいスタートとなっていた。

 大榎監督は「皆さまのご期待にお応え出来ず、誠に申し訳なく思っております」と謝罪。「今は厳しい状況をなかなか抜け出せておりませんが、もちろん誰も諦めてはおりません。しかし、残りのシーズン1/3を残す今、私が身を引き、田坂ヘッドコーチをはじめとするスタッフに委ねた方がチームのためには良いと決断しました。ここに至るまでは何度も自問自答し、熟慮した結果であります。これまで一緒に戦ってきたスタッフ、選手たちには本当に申し訳なく思っておりますが、彼らの力ならば、必ず浮上していけると信じています」とコメントした。

TOP