アーセナルのアーセン・ベンゲル監督が、MFメスト・エジルへの期待を語った。プレミアリーグ3年目を迎えるドイツ代表は、新シーズンのキーマンになると考えているようだ。

　2013年夏に4250万ポンド(約82億円)の移籍金でレアル・マドリーから加入したエジルは、素晴らしい活躍を見せた時期がある一方で、負傷離脱や低調なプレーに終わった時期もあり、評価が分かれている。だがベンゲル監督はクラブ公式サイトで、昨季後半のエジルのプレーぶりを評価し、新シーズンへの期待を語っている。

「昨季後半、エジルは知性あふれるパスでチームに必要な強さをもたらした。人々は最近になって、楽しんでプレーしている姿を評価するようになったね。彼のような選手はチームにとって重要だ。私は2015-16シーズンの偉大なプレーヤーの一人になり得ると確信している」

　一方でベンゲル監督は注文もつけた。ゴールに近い位置でプレーしている以上、より多くの得点を決めることを望んでいる。

「相手ゴールに近い位置でプレーしているのだから、もっと多くの得点を求めたい。エジルは優れたフィニッシャーだが、シュートを打てる位置にいてもチャンスを生かせないときがある。パスと創造性が持ち味とはいえ、1シーズンに10得点は決めてほしいね」

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