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[総体]選手宣誓に加えた「怯まず、奢らず、溌剌と」のメッセージ、滝川二FW福本主将「それをモットーにやってもらえたら」

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「宣誓、我々選手一同は恵まれた環境の中、大好きなサッカーを精一杯できることに喜びを感じ、そしてこの大会を支えて下さるすべての方々に感謝し、己を信じ、仲間を信じ、築き上げた絆でインターハイをつくりあげ、『怯まず、奢らず、溌剌と』無心でボールを追いかけることを誓います」

 平成27年度全国高校総体「2015 君が創る 近畿総体」サッカー競技の開会式が2日に神戸市のグリーンアリーナ神戸で行われ、地元・兵庫県第1代表である滝川二高のFW福本寛将主将(3年)が選手宣誓を行った。宣誓文には滝川二サッカー部のモットーである「怯まず、奢らず、溌剌と」を加え、参加選手たちにメッセージ。選手宣誓を「85点」と振り返った福本は「(名門・滝川二の礎を築いた)黒田元監督の素晴らしい言葉なんで、全国の方々に『怯まず、奢らず、溌剌と』を知ってもらって、それをモットーにやってもらえたら嬉しい」と語った。

 地元第1代表として期待の大きい滝川二だが、全国のピッチで見せたいことはそのモットーに凝縮されているという。「『怯まず、奢らず、溌剌と』っていう姿をピッチで表現できたらいい。どんな相手でも怯まず、どんな相手でも全力でやって、そして今年の僕らの色でもある、明るく楽しくやっているのは、『溌剌と』で一番表現できると思うのでやっていきたい」と意気込んだ。

 滝川二は今大会、シード校として登場し、8月4日に創造学園高(長野)と東海学園高(愛知2)の勝者と初戦を戦う。地元の期待を感じているが、チームは目の前の一試合一試合に集中する。「『パルティード・ア・パルティード』という言葉があって、スペイン語なんですけど、日本語訳すると『一試合一試合』という意味で、その言葉を胸に、全国どの相手も強豪だと思うので目の前の相手に全力で戦いと思います」と福本。兵庫県予選準決勝では県内のライバル・神戸弘陵高相手に前半からフルパワーで走って流れを引き寄せて4-1で快勝し、全国切符をもぎ取った。「ああいう戦いが全国でできたら面白い」(福本)。その試合のように目の前の試合に全力を尽くして、一つひとつ白星を積み重ねる。

(取材・文 吉田太郎)
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