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パワープレー対策もバッチリ、4年越しの代表デビューへ東口「僕の強さが生きれば」

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 虎視眈々と、その瞬間を待っている。ハリルホジッチ監督が先発の入れ替えを明言する5日の韓国戦。2日の北朝鮮戦(1-2)はGK西川周作がゴールを守ったが、次はGK東口順昭(G大阪)に代表デビューのチャンスがめぐってきそうだ。

 11年3月29日に長居スタジアムで行われた「東北地方太平洋沖地震復興支援チャリティーマッチ」の日本代表に選出された東口は後半16分から試合にも出場。続く同年6月のキリン杯でも日本代表に招集され、北朝鮮戦までに計14試合でベンチ入りしているが、いまだ国際Aマッチで出場機会はない。

「常に準備はしていたし、それはこれからもそう。出たときに100%のパフォーマンスを出せる準備はしている。いつ来てもいい」。4年越しの代表デビューへ、準備は万端だ。

 シュートストップに加え、ハイボールの処理や飛び出しの判断にも定評がある29歳のGKはベンチから見守った北朝鮮戦を踏まえ、韓国戦に向けたイメージも膨らませている。

 終盤のパワープレーで2失点し、逆転負けした北朝鮮戦。「パワープレーをする相手に対してラインが深くなったら、相手の思うつぼ。前線からのプレスも含めて、ラインを高くするというのはチーム全体としてやっていかないといけない」と、修正ポイントを挙げる。

「韓国の選手も身長はデカいし、ああいうパワープレーは起こり得る。そうなったときに同じミスをしないように。ラインを高くすれば、キーパーが出る範囲も確保できる」。高さを生かしたロングボールやクロスへの対処法を語る東口は「そこで僕の強さが生きればと思うし、そこは自分の生命線。試合に出たら、そういうところをしっかりアピールしていきたい」と意気込んでいた。

(取材・文 西山紘平)

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