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柴崎「攻め方は間違っていない。精度を詰めていきたい」

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 縦に速いサッカー一辺倒になるあまり、ボールを落ち着かせる時間帯がなく、失っては攻められる回数が非常に多いという悪循環が生じた北朝鮮戦。ハリルホジッチ監督の推し進める「縦に速いサッカー」に疑問の声が聞こえてきた中、今回のメンバーで最もゲームメーカー的な資質の高いMF柴崎岳(鹿島)は、現状をどのように捉えているのだろうか。

「縦に速く」というやり方について聞かれた柴崎が口にしたのは、「(北朝鮮戦では)裏のスペースは空いていたと思うし、得点の機会は何回もあった。攻め方として間違っているとは思わない。監督の目指すサッカーが有効であるのは間違いない」ということだった。そして、課題として「そこの精度は詰めていかないといけない」と続けた。

 初戦は途中出場だったことで、必勝を期して挑む5日の韓国戦は先発が濃厚だ。北朝鮮戦では後半は完全に相手ペース。そこでまず考えるのは「自分たちの時間を増やす」ことだ。

「出る選手の特徴を生かした攻め方をしたい。時間帯によってのゲームケークもそう。そして、チームとしてもっと意思統一してやること」。ハードワークしながら攻撃のタクトを振るい、チームを勝利に導く。柴崎には重要な役割が期待される。

(取材・文 矢内由美子)

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