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[総体]2回戦屈指の注目対決、前回王者・東福岡が四日市中央工に4発逆転勝ち!

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[8.4 全国高校総体2回戦 東福岡高 4-1 四日市中央工高 三木総合防災公園陸上競技場]

 4日、平成27年度全国高校総体「2015 君が創る 近畿総体」サッカー競技2回戦で昨年度日本一の東福岡高(福岡)が登場。四日市中央工高(三重)との注目の初戦に臨んだ。四日市中央工がMF上田航大のゴールで先制した試合は東福岡がMF三宅海斗のゴールで同点に追いつく。そして東福岡は後半29分にMF中村健人主将が決勝点となるPKを決めるなど4-1で逆転勝ちした。

 前回大会で6戦26ゴールをたたき出して17年ぶりの優勝を果たした東福岡とU-18日本代表MF森島司主将とU-18日本代表MF小林颯を擁する四日市中央工との名門対決。試合は前半2分にいきなり動いた。四日市中央工は縦パスに反応した上田が飛び出してきたU-18日本代表GK脇野敦至の前でループ気味の右足シュート。これがゴールを破り、四日市中央工が先制した。

 四日市中央工は7分にも動きのあるパスワークからFW伊藤圭都の右足シュートがポストをかすめる。出足のいい四日市中央工が流れ良く序盤を進めたが、東福岡も徐々にパスワークのテンポが向上させ、10分には右サイドを打開した三宅のクロスからMF藤川虎太朗が決定的なヘディングシュート。24分にはFW毎熊晟矢のスルーパスから三宅が決定機を迎える。

 これは四日市中央工GK五十部泰造が触って得点にならなかったが、直後の25分に東福岡は同点に追いつく。右サイドでボールを持った三宅が中央へのパスのリターンを受けてから左足コントロールショット。これがゴール左隅へ突き刺さって同点に追いついた。

 四日市中央工は34分、左サイドのスペースへ飛び出した上田がDFをかわしてラストパス。だが小林の決定的なヘディングシュートはクロスバー上方へ外れてしまう。後半、リズムを掴んだ東福岡は中村が自ら獲得したFKから右足シュート。ゴールを捉えた一撃はGK五十部にストップされたが、7分にも右サイドから仕掛けた三宅がDF2人を振り切って左足シュートを放った。

 対する四日市中央工は10分、中央でDF2人囲まれながらも打開した森島を起点とした攻撃。小林が放った右足ミドルはGK頭上を破ったがクロスバーを叩いてしまう。それでも20分、21分とGK五十部が3連続でビッグセーブ。四日市中央工は1-1のまま終盤へ持ち込んだが、東福岡は29分、交代出場のFW餅山大輝が獲得したPKを中村が右足で決めて勝ち越し。さらに33分にも餅山、36分にも藤川が決めた東福岡が4-1で強豪対決を制した。

(取材・文 吉田太郎)
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