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“チャレンジなでしこ”連敗…土壇場で韓国に逆転負け

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[8.4 東アジア杯 日本女子1-2韓国女子]

 女子東アジア杯の第2戦で、日本女子代表(なでしこジャパン)は韓国女子代表と対戦し、1-2で敗れた。2敗のなでしこの第3戦は8日に行われ、中国女子代表と対戦する。

 第1戦の北朝鮮戦で4失点を喫し、苦しい船出となった“チャレンジなでしこ”。その第1戦から右SBでの先発となった京川舞とFW有町紗央里以外の9人を入れ替えて、今大会初勝利を目指した。

 序盤、なかなか連携の取れないなでしこは、韓国に攻め込まれる展開になる。ただ、不慣れな右SBで先発となった京川や、なでしこジャパンデビュー戦となった最年少の19歳GK山下杏也加らが我慢強い守備を見せて韓国に形を作らせない。

 すると前半30分、なでしこがワンチャンスをものにする。左サイドからのCKの流れからエリア外のゴール中央にこぼれると、そこに走り込んだMF中島依美が右足一閃。相手DFに当たってコースが変わるラッキーもあり、なでしこが先制に成功した。

 しかし後半に入ると、韓国が試合を振り出しに戻す。9分、MFチョ・ソヒョンに中盤でボールを奪われると、そのまま持ち込まれゴールネットを揺らされる。第1戦後に佐々木則夫監督が悔やんだ選手交代を行うタイミング。この日も交代カードを使う前に失点を喫してしまった。

 なでしこは後半18分からMF上辻佑実に代えてMF川村優理を投入。同27分にはDF薊理絵に代えてFW菅澤優衣香を送り込み、勝ち越しゴールを目指す。しかし同28分の京川のクロスから作った決定機は、なでしこ初出場となるMF柴田華絵が空振り。同42分にはゴール正面の位置でFKを獲得するが、中島の狙ったシュートは枠を捕えることはなかった。

 すると後半アディショナルタイム、韓国にゴール左からのFKを与えると、MFチョン・ガウルに直接決められてしまい、悔しい逆転負けを喫した。


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