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[総体]GK桑原がPKストップで大活躍、土壇場同点弾滝二がPK死闘制す

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[8.3 全国高校総体2回戦 滝川二1-1(PK4-3)創造学園 ユニバー記念補助競技場]

 3回戦に駒を進めた滝川二高(兵庫1)だが、創造学園高(長野)との戦いは死闘となった。

 序盤から主導権を握れずにいた滝川二は苦しいゲーム展開を強いられる。後半8分にはDF枝村洸希がエリア内でファウル。このPKはGK桑原拓都が止めて難を逃れたが、同13分、CKからDF宮澤水晶にヘディングシュートを決められ、ついに均衡を破られた。

 第1試合で敗れた三田学園に続く地元兵庫県勢の敗退を避けたい滝川二だが、焦りとは裏腹に時間だけが過ぎていく。そしてMF田中聖也が治療のためピッチを離れるなど、数的不利の時間も過ごさなければならなかった。

 しかし最後の最後で意地が上回る。田中が戻った直後の後半35分、スローインから作られた混戦をその田中が右足で押し込み、同点。土壇場で試合は振り出しに戻り、勝敗の行方はPK戦に委ねられることになった。

 迎えたPK戦、先攻の創造学園の1番手、MF西川浩平のシュートを試合中にも止めていた桑原がストップ。勢いづいた滝川二は4人目までの全員が成功させると、創造学園5人目のFW前谷朋宏の失敗を待って、勝利が確定した。

 歓喜に沸いた地元スタジアムで笑顔を弾けさせた選手たち。3回戦の相手は帝京三高(山梨)。勢いづいた実力校の快進撃はどこまで続くか楽しみだ。

(写真協力『高校サッカー年鑑』)

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