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中島、意地の先制ゴールも「勝てなくて残念」

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[8.4 東アジア杯 日本女子1-2韓国女子 武漢]

 前半30分だった。女子W杯メンバーから漏れ、今回もDF小原由梨愛(新潟)の負傷離脱で追加招集されたMF中島依美(INAC神戸)が意地を見せた。

 自ら蹴った左CKのこぼれ球をPA外で捉えると、思い切り右足シュート。これが相手DFに当たってコースが変わり、日本が先制した。

「ファーストシュートだったので、思い切って蹴った」。その言葉どおり、ボールに気持ちが乗っていた。

 先制後も攻守にフル回転し、若い選手の多い“チャレンジなでしこ”の中にあって経験値を見せた。しかし、追加点を奪えずに試合が進む。すると後半9分に1-1とされ、終了間際には韓国に勝ち越しゴールを許してしまった。中島自身は後半42分に同じような位置で直接FKのチャンスを得ていたが、シュートは枠を捉えなかった。

「勝って終わることができなくて残念。でもまだ終わりではない。次もある。チーム全員で勝って終わりたい」

 目標であるリオ五輪、女子W杯出場に向け、今は臥薪嘗胆のとき。ここで下を向いているわけにはいかない。

(取材・文 矢内由美子)

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