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黒星スタートのハリルJ、1時間40分の“反省会”

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 ハリルジャパンが約1時間40分にも及ぶミーティングを行い、5日の韓国戦に向けて立て直しを図った。2日の北朝鮮戦に1-2の逆転負けを喫し、黒星スタートとなった東アジア杯。連覇のためには負けられない韓国戦に向け、バヒド・ハリルホジッチ監督が長時間ミーティングを敢行した。

「1時間40分かけて北朝鮮との試合を見た」。前日練習後にそう明かした指揮官は「いろんなレッスンがあった」と北朝鮮戦を位置付け、「フィニッシュを決定的なものにしないといけない。9回、10回のチャンスをつくって、毎試合生かせていない。4、5回、一人でゴール前までいく場面もあった」と、あらためて決定力不足を課題に挙げた。

「より集中と決断と自信を持って臨めば(点は)取れる」。そう力説したハリルホジッチ監督。この日の練習後、DF槙野智章(浦和)も「(北朝鮮戦の)良かった点、修正する点を映像で見た」とミーティングを振り返り、「歴史ある日本と韓国の試合は、ただの一戦ではない。初戦を落としている中で難しい試合になるが、初戦の失敗を繰り返さないことが大事」と表情を引き締めた。

「韓国はこのトーナメントで最も強いチームだと思っている。フィジカル的な準備で韓国はすごいものを見せている」。2日の初戦で開催国の中国を2-0で下した韓国を警戒する指揮官は「準備期間を与えられなかったのは日本だけだと聞いている」と、大会への準備を含めた日程面を嘆きつつ、「希望を持って韓国戦に臨む」と話していた。

(取材・文 西山紘平)

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