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決定力アップに自信、宇佐美「こないだみたいな試合にならないように」

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 同じ失敗は繰り返さない。日本代表FW宇佐美貴史(G大阪)は5日の韓国戦に向け、チームとして決定力アップに自信を見せた。

 もう言い訳はできない。チャンスをつくりながら決定力を欠いた2日の北朝鮮戦(1-2)。その一因には、試合会場となった武漢スポーツセンターの荒れたピッチコンディションもあった。「シュートが当たりにくかったり、そこはもちろん日本のピッチとは違う」。ましてや試合会場でのプレーは、完全なぶっつけ本番だった。

 男女合わせた全12試合が同じ会場で開催される今回の東アジア杯。そのため、スタジアムのピッチコンディションを考慮し、試合会場で公式練習が行われないほか、各試合前のウォーミングアップもスタジアムに隣接する別のグラウンドで行っている。

「(スタジアムで)アップができないので、あのピッチに慣れることができなかった」と率直に語る宇佐美。「もちろん、試合の中で合わせる力も大事だけど、次は1試合やっている分、どういう当て方をすればいいか、みんなつかんでいる。こないだみたいな試合にならないようにしたい」と力を込めた。

 北朝鮮戦は1-0とリードしていた後半11分に最初の交代でベンチに下がった。「ハーフタイムに『10分ぐらいで代わる』と言われていたので、そのとおりになった」。この日の練習後、あらためて予定どおりの交代だったことを明かした。中2日で迎える韓国戦を見据えての交代か。北朝鮮戦からのメンバー変更を明言しているハリルホジッチ監督だが、宇佐美は2試合連続で先発となる可能性もある。

「中国戦を見たけど、いいサッカーをしていたし、個々に能力のある選手もいる。北朝鮮とは全然違う。もっともっとレベルの高い相手。難しい試合になる」。宇佐美はそう韓国を警戒する一方、「勝てない相手じゃない」と強調した。

(取材・文 西山紘平)

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