beacon

2戦連続ベンチの米倉「当たり前にチャンスがもらえるわけではない」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 最後まであきらめない。今大会が日本代表初招集となったDF米倉恒貴(G大阪)だが、2試合を終えて、いまだデビューのチャンスを与えられていない。

 それでも「日本代表なので、当たり前にチャンスがもらえるわけではない。本来、そういうものだと思うし、出るための練習をやり続けるしかない」と、日々のトレーニングから前向きに取り組んでいる。

 2日の北朝鮮戦(1-2)、5日の韓国戦(1-1)ともに右サイドバックでは先発したのは、米倉と同じく代表初選出のDF遠藤航だった。本職ではないポジションで奮闘する遠藤について「個人的に見ていても守備がいいし、初めてなのにすごいなと思う」と素直に認める。

 一方で「自分が出たときをイメージしたら、攻撃で何かできるんじゃないかと思うし、チャンスがあるならチャレンジしたい」と、攻撃面で自分の持ち味を出したいという意欲もかき立てている。

 韓国戦はまずは守備から入る現実的な戦略を取ったが、すでに優勝の可能性もなくなり、9日の中国戦に向けて失うものはない。より攻撃的に、勝ちに行く試合を期待したいところ。韓国戦の後半は遠藤にも疲労の色が見えていただけに、8日間で3試合をこなす過密日程を考えれば、最終戦で米倉にチャンスがめぐってきてもおかしくはない。

(取材・文 西山紘平)

●東アジア杯2015特集

TOP