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中国戦も行く!3戦連続先発へ意気込む右SB遠藤

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 50人の予備登録リストではMF登録だったDF遠藤航(湘南)だが、日本代表初選出となった東アジア杯でハリルホジッチ監督に与えられたのは、未経験の右サイドバックというポジションだった。

 日本代表コーチも兼ねるU-22日本代表の手倉森誠監督からは「ボランチでも使いたい」と言われていたというが、2日の北朝鮮戦(1-1)に右サイドバックとして先発デビューを果たすと、持ち前の守備力を発揮し、右クロスによるアシストも記録。5日の韓国戦(1-1)ではやや疲れが見えたものの、まずまずのプレーを演じたことで、9日の中国戦で3試合連続スタメンの座を勝ち取る可能性も高い。

 この状況を遠藤は非常にポジティブにとらえている。「間違いなく良い経験ができていると思っている。ポジションにとらわれず、まずはA代表に入ってやることが自分にとって成長になると思っていた」とやる気にあふれている。

 フル代表というカテゴリでアジアの舞台を戦い、新たに気づいた課題もある。「守備に関しては自分の良さを出せている。ポジショニングやカバーリングの意識も持てている。でも、球際の部分ではもっと向上できるし、攻撃参加の部分もまだまだ物足りない。もっと運動量を上げていきたい」

 中国との試合は往々にして相手のラフプレーへの対応に腐心することが多くなりがちだが、「相手がラフに来るとか、そういうのは考えない」とひるむ様子はない。「まず自分たちがやるべきことは何かということを考えながらやるつもり。球際ではしっかり行きたい」と、自分の物差しで戦う姿勢を貫く覚悟だ。

(取材・文 矢内由美子)

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