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佐々木監督は成果強調「五輪予選に向けたいい材料に」

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[8.8 東アジア杯 日本女子2-0中国女子]

 最終戦を白星で終えた佐々木則夫監督の表情からは安堵が伺えた。「一戦一戦良くはなっていたのですが、最終戦で力を発揮した。なかなかゴールマウスを破ることができなかったのですが、よく頑張りましたね」。日本女子代表(なでしこジャパン)は1勝2敗の3位で大会を終えた。

 佐々木監督自ら“チャレンジなでしこ”と命名し、チームの底上げを今回の代表メンバー。しかし、初戦の北朝鮮戦は4失点と完敗。第2戦の韓国戦では先制しながらも後半の2失点で逆転負けを喫した。経験不足が結果として如実に表れた。

 しかし指揮官は「一戦一戦、良くなっていった」と何度も強調した。「チームとして時間がなかった。ただ、一戦一戦良くなってきたので、そういう意味では成長はしてくれたと思いますね。彼女たちにとっても(今大会は)いいタイミング、いい機会だった。一戦一戦成長したと思うので、許してやってください」と笑顔で質問をかわした。

 来年2月には大阪でリオデジャネイロ五輪最終予選が行われる。今大会の3チームにオーストラリア、そして2次予選を勝ち抜いた1チームを加えたリーグ戦でリオ五輪行きのチケット2枚を争うことになる。「五輪予選に向けたいい材料にしていきたい」と振り返った佐々木監督。それでも、今回の選手たちがメンバーに食い込むためには、更なる成長が必要ことは確かだ。


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