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[総理杯]初出場・東洋大が大阪体育大下し全国初勝利、福岡大はGK永石の活躍で専修大撃破:2回戦第1試合

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 第39回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントの2回戦が10日に行われた。第1試合から熱戦が繰り広げられている。福岡大(九州1)は土壇場で専修大(関東6)に追いつかれるも、PK戦の末に1-1(PK1-3)で勝利した。初出場の東洋大(関東5)は大阪体育大(関西3)に2-1で勝利し、全国大会初勝利を飾っている。

 九州の雄・福岡大(九州1)は専修大(関東6)に1-1でもつれ込んだPK戦の末、1-1(PK3-1)で勝利した。来季の浦和入団が内定しているGK福島春樹を擁する専修大だったが、“初戦”で姿を消している。

 後半23分に先制した福岡大だが、後半アディショナルタイム3分に専修大が追いつく。延長戦で決着がつかずに迎えたPK戦。先攻・福岡大が4人中3人が決めたのに対し、専修大の1人目と4人目のシュートはGK永石拓海がストップ。3人目のMF北出雄星は枠を外した。その結果、1-1(PK1-3)で福岡大が勝利。2年生守護神の活躍で初戦を突破した。

 初出場の東洋大は4年ぶりの日本一を目指す大阪体育大を下し、全国大会初の白星を手に入れた。後半11分、FW遊馬将也のパスからMF小山北斗がシュート。こぼれたところに詰めたFW田中舟汰郎が先制点を決める。東洋大が1-0とリードを奪った。

 後半終了間際のアディショナルタイム3分には、大阪体育大に追いつかれる。来季のC大阪加入が内定しているFW澤上竜二のパスから途中出場のFW山田貴仁がヘディングシュート。土壇場で試合は振り出しに戻された。

 しかし、追いつかれた東洋大は慌てない。すると失点から3分後の後半アディショナルタイム6分に決勝点。MF仙頭啓矢の右CKからゴール正面のMF徳市寛人が頭で決めた。そのまま試合は終了。関東2部所属の東洋大が関西1部リーグで3位の大阪体育大を下す金星を挙げた。

 また前回大会準Vの法政大(関東4)は中京大(東海1)に1-0で勝利した。後半28分にDF山田将之の突破からPA正面で受けた途中出場のFW高田一輝が決めたシュートが決勝点。相手の3本を大きく上回る14本ものシュートを放った法政大が完封勝利した。

 阪南大(関西2)は平成国際大(関東7)に圧巻の5発完勝。FW前田央樹の2得点などで、前半を3-0で折り返すと、後半にも2点を追加。MF脇坂泰斗が1得点3アシストと4得点に絡む活躍をみせている。

■2回戦・第1試合(8月10日)

[ヤンマースタジアム長居]
大阪体育大(関西3) 1-2 東洋大(関東5)
[大]山田貴仁(90分+3=補・澤上竜二)
[東]田中舟汰郎(56分=補・小山北斗)、徳市寛人(90分+6=補・仙頭啓矢)

[ヤンマーフィールド長居]
阪南大(関西2) 5-0 平成国際大(関東7)
[阪]前田央樹2(5分&32分=補・脇坂泰斗)、脇坂泰斗(31分)、八久保颯(69分=補・脇坂泰斗)、重廣卓也(73分=補・山口一真)

[J-GREEN堺メインフィールド]
専修大(関東6) 1-1(PK1-3) 福岡大(九州1)
[専]大戸岬(90分+3=補・柳育崇)
[福]野嶽惇也(78分=補・薗田卓馬)

[キンチョウスタジアム]
法政大(関東4) 1-0 中京大(東海1)
[法]高田一輝(73分=補・山田将之)


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