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アジアでの人気に驚きと喜びのロイス、日本語習得には白旗

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 ドルトムントMFマルコ・ロイスは、夏のアジアツアーでクラブの人気を実感したという。ドイツ『キッカー』のインタビューで、ツアーを振り返った。

 7月の初旬、ドルトムントは日本、シンガポール、マレーシアの3か国をプレシーズンツアーで訪れた。チームのスター選手の一人であるロイスは、これほど注目されているとは予想していなかったそうだ。「アジアでの人気に心の準備ができていたか」と問われると、次のように振り返っている。

「心の準備はできていなかったし、驚いたよ。空港やスタジアム、ホテルの状況は本当にすごかったね。どこに行っても、ファンが数百人集まってくれたんだ。僕たちも、クラブのアジア人気の高さをすぐに分かったよ。それに、どれほどの人数が駆けつけて来ても、みんなものすごく礼儀正しいんだ」

 東京では同僚の香川真司とともにサイン会に臨んだ際、道路が通行止めとなったという。シンガポールでは、トイレから出てきたロイスにファンが押しかけ、警備員が同選手を守る場面もあった。だが、ロイスはそれらファンの行為は迷惑ではないと話す。

「プロのサッカー選手であれば、それは普通なことだと分かっているはずだ。文句なんて言わないよ。むしろ、その逆だね。彼らは情熱的にクラブや僕のことを応援してくれて、サインや写真を求めてくれるんだ。彼らにとって、僕がアイドルのような存在ならば、僕はそれをありがたく思っているよ。ただ、少しばかりのプライバシーや、”今日は写真やサインには応じない”という日も必要だね」

 日本で売り出すために香川に日本語を教えてもらっているかという冗談を交えた質問もあった。ロイスは日本人に好印象を持っているが、日本語を学ぶことについてはギブアップしている。

「シンジの通訳のジュンペイ・ヤマモリは、日本語は1、2カ月ほどでいけるとか言っているけど、実際には残酷なほど難しい言語だ。だからシンジ、ごめん。君はスーパーなキャラクターだし、僕は君の故郷の人たちも好きだよ。だけど、言語の件は断ることにするよ」

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