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宇佐美ら欠いたG大阪、南米代表リーベルに完敗…日本勢の連覇止まる

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[8.11 スルガ銀行杯 G大阪0-3リーベル・プレート 万博]

 スルガ銀行杯が11日に万博記念競技場で行われ、リーベル・プレート(アルゼンチン)がガンバ大阪を3-0で下した。5連覇中だった日本勢だが、2009年に大分がインテルナシオナルに敗れて以来の逸冠となった。

 前年のナビスコ杯王者と南米サッカー連盟(CONMEBOL)主管試合のコパ・スダメリカーナの覇者が激突するスルガ銀行杯は今年で8回目を迎えた。日本勢は5連覇中。G大阪も続きたいところだったが、先日まで開催されていた東アジア杯に出場したGK東口順昭、FW宇佐美貴史、DF丹羽大輝、DF米倉恒貴がベンチ入りメンバーから外れるなど、戦前から厳しい戦いになることが予想された。

 試合が始まると、やはりリーベルが主導権を握った。前半8分にはエリア内でMF井手口陽介とMF大森晃太郎が重なるようにしてファウルしてしまい、PKが宣告される。これをMFカルロス・サンチェスに決められ、先制点を奪われた。

 次の得点もリーベルに入る。前半31分、左サイドからのCKを、ファーサイドでDFガブリエル・メルカドに簡単に合わされてしまった。

 一方のG大阪は同35分にFKからFWパトリックが決定機を迎えるが、シュートがミートせずにチャンスを生かしきれない。同41分に早くも1枚目のカードを切り、DF金正也に代えて日本代表MF倉田秋を投入。流れを変えようとするが、直後に左サイドからFWハビエル・サビオラにクロスを上げられると、サンチェスにダイレクトボレーを打たれる。クロスバーに救われたが、前半はやりたいようにやられてしまった。

 後半に入ると同時にG大阪は日本代表DF藤春廣輝を投入。DFラインの安定化を図る。しかし後半16分、その藤春が途中出場のMFゴンサロ・マルティネスに裏を取られると、左足で鮮やかなゴールをゴール左隅に決められ、リードを3点に広げられてしまった。

 一矢報いたいG大阪は、パトリックを中心にリーベルゴールに迫る。しかし後半23分のG大阪らしいパスワークで崩した場面、3枚目のカードとして投入されたMF二川孝広のクロスに、ニアにMF遠藤保仁、ファーにパトリックが飛び込むが、わずかに合わない。直後にはパトリックが決定機を迎えるが、ヘディングシュートは枠を捕えることはなかった。

 0-3で敗れたG大阪。これで勝敗は日本勢の5勝に対し、南米勢は3勝となった。なお、リーベル・プレートは12月に開催されるクラブW杯でも、南米代表として来日することが決定している。

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