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試合を決めたのはペドロ!! バルサ、壮絶な打ち合いの末にUEFAスーパー杯制す

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[8.11 UEFAスーパー杯 バルセロナ 5-4 セビージャ]

 UEFAスーパー杯が11日、トビリシのミヘイル・メスヒで開催され、昨季のUEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)を制して3冠を達成したバルセロナ(スペイン)とヨーロッパリーグ(EL)連覇を成し遂げたセビージャ(スペイン)が対戦し、延長戦の末にバルセロナが5-4の勝利を収めた。

 FWネイマールをおたふく風邪で欠くバルセロナは3トップの左にFWラフィーニャを配置し、この一戦に臨んだが、いきなり試合を動かしたのはセビージャだった。前半3分、ゴール前で得たFKをMFエベル・バネガが右足で蹴り出すと、壁を越えたボールはゴールネットを揺らしてスコアを1-0とした。

 しかし、すぐさまバルセロナが同点に追い付く。前半7分、FWリオネル・メッシが鮮やかな軌道を描く直接FKを沈め、あっという間に試合を振り出しに戻した。ともに飛び道具で点を取り合うと、同16分にまたもやメッシが直接FKでスコアを動かす。ゴール前でMFイバン・ラキティッチが倒されて得たFKは先ほどよりも距離があったが、左足から蹴り出されたボールは鋭くゴールネットに突き刺さり、バルセロナが逆転に成功した。

 1点のリードを奪ったバルセロナが主導権を握ると、前半28分には左サイドを駆け上がったDFジェレミー・マテューのグラウンダーのクロスからFWルイス・スアレスが右足で流し込んだが、これはオフサイドの判定に取り消される。しかし同44分、カウンターからスアレスが独走して放ったシュートはGKネトに阻まれながらも、こぼれ球を自ら拾うと、相手DFの股を抜く技ありのパスをラフィーニャが蹴り込んで、リードを2点差に広げた。

 3-1とバルセロナがリードしたまま後半を迎えると、後半7分にバルセロナが追加点を奪取する。高い位置で相手のパスをカットしたMFセルヒオ・ブスケツが前方にパスを送ると、PA内のスアレスがダイレクトで流し込んでスコアは4-1となった。しかし同12分、セビージャがカウンターを発動させると、左サイドからボールを運んだMFビトーロのクロスをFWホセ・アントニオ・レジェスがダイレクトで合わせて1点を返す。

 さらに後半26分には、DFブノワ・トレムリナスのクロスをゴール前で待ち構えていたビトーロがマテューに倒され、セビージャがPKを獲得。これをFWケビン・ガメイロがきっちり決めて1点差に詰め寄った。勢いに乗ったセビージャは、さらに同36分、スローインを受けたFWチーロ・インモービレのグラウンダーのクロスから、MFイェフレン・コノプリャンカがゴールを陥れてスコアを4-4とした。

 両チームともにその後の好機を生かし切れず、試合は延長戦に突入。延長前半はスコアが動かなかったものの、延長後半10分にバルセロナが決勝点を奪取する。ゴール前で得たFKを直接狙ったメッシのシュートは壁にはね返され、こぼれ球をメッシが左足で強襲するもネトに阻まれてしまう。しかし、そのこぼれ球をFWペドロ・ロドリゲスが豪快に蹴り込んで、バルセロナが5-4で壮絶な打ち合いを制した。

 バルセロナは今後、14、17日のスペインスーパー杯でコパ・デル・レイ準優勝のビルバオと対戦。21日に開幕するリーガ・エスパニョーラでは、23日にまたもやビルバオと対戦する。


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