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ホーム初陣で初得点!柏の新外国人エデルソン・モラエス「自分の特徴を見せられた」

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[8.12 J1第2ステージ第6節 柏2-0神戸 柏]

 黄色く染まった日立柏サッカー場で、サポーターの期待にしっかりと応えた。

 7月に柏レイソルに加入したFWエデルソン・モラエスは、ホームでのヴィッセル神戸戦で初先発。FW工藤壮人、MFクリスティアーノとともに3トップを形成すると、前半11分に早速チャンスがやってくる。

 神戸DFのパスを敵陣でカットした柏は、素早くPAへと侵入。FW工藤壮人がシュートを打つかと思われたが、「冷静に、確率が高いほうに」と中央へのパスを選択する。「工藤選手の突破が見えたので、ゴールしやすいポジションをとった」と言うエデルソンは、中央でフリーに。あとはゴールへと流し入れるだけだった。「自分の特徴でもあるフィニッシュの部分を見せられた」。新助っ人のリーグ2試合目での初ゴールが、この試合の決勝点となった。

 押し込まれ劣勢を強いられた後半は、存在感を失い、後半11分にピッチを退いたが、「前半でマックス出し切ろうと思ってやっていた。まだ試合感が100%戻ってきていないので、あれぐらいの交代でよかった」とまだ本調子ではないことを明かす。「チームが勝利してよかった」と自身の出場よりも、チームが勝ち点3を獲得できたことを喜んだ。

 ゴールという結果を出した背番号11。チーム合流から約1か月という中で、「毎日の練習の中で、互いにどういうプレーが好きか感じていた」と語る。攻撃陣を形成する工藤は、「公式戦をやりながらうまくフィットできるように」と連戦の中でのコンビネーションの確率を期待していた。

 昨日、家族も来日したというエデルソンは、「今日も(スタジアムの)上のほうで見ていた」とゴールを決めたときと同じくらいの笑顔を覗かせた。ブラジル全国選手権得点王も獲得した点取り屋が、日本でもゴールを量産してくれそうだ。

(取材・文 奥山典幸)

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