beacon

本田と長友の日本人対決はなし TIM杯はミランが制す

このエントリーをはてなブックマークに追加

 ミランインテルサッスオーロの3チームが12日にTIM杯を戦い、ミランがこのプレシーズンのタイトルを手にした。ミランMF本田圭佑とインテルDF長友佑都は、それぞれ出場機会があったものの、両者が同時にピッチに立つことはなかった。

 各チームが45分間の試合を2回戦うTIM杯。第1試合は、ミランがインテルに2-1で勝利した。本田が先発したミランは、開始5分に先制点。左サイドからバッカが上げたクロスにファーサイドでベルトラッチが足を伸ばしてゴールネットを揺らした。22分にはバッカが左サイドでパスを受け、体を入れてサントンをかわすと、ペナルティーエリア左に侵入したところでミランダを抜いて右足でフィニッシュ。ゴール左に決めてリードを広げた。

 インテルは、その後に投入されたブロゾビッチが31分にゴールを挙げて1点差とすると、ラスト10分を切ったところで数的優位に。ミランはイカルディに対するファウルで、アレックスが退場となった。

 これを受けてミランは新戦力のロマニョーリを投入。見せ場が多くなかった本田がベンチに下がる。長友は44分に投入されたため、日本人2選手の対峙はないまま終了。ミランが2-1で逃げ切った。

 第2試合は、1試合目を落としたインテルとサッスオーロの対戦。ミラン戦で多くの主力を使ったインテルはメンバーを落として、0-1で敗れた。長友は左MFで出場している。

 2戦目も冴えないインテルは、24分にカウンターから縦パス一本でデフレルに抜け出されて失点。このまま追いつくことはできず、インテルの3位が決まった。

 第3試合は、インテルを下したミランとサッスオーロの対戦で、1-1の引き分けに終わり、PK戦でミランが勝利した。本田は出場しなかった。

 ミランは立ち上がりにメクセスが惜しいシュートを放つと、5分にはチェルチのパスを受けたスソが決定機。しかし、左足のシュートはバーの上に外れた。

 先制したのはサッスオーロ。7分にダンカンが左足で強烈なシュートを放ち、ドンナルンマからゴールを奪う。

 その後もミランは苦しむ。31分には決定機があったが、チェルチのヘディングシュートはアチェルビに間一髪のところでクリアされてゴールにならない。

 それでも、アディショナルタイムにミランが追いつく。ペナルティーエリア内でアバーテのパスを受けたノチェリーノが右足でゴール右上に決めて、土壇場で追いついた。

 優勝を懸けたPK戦は、モントリーヴォが失敗したものの、ドンナルンマが2人をストップ。最後はノチェリーノが決めて、ミランに軍配があがった。


●欧州組完全ガイド
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP