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[ミズノカップU-18IN熊本]大会運営のサポートも行う地元・熊本国府、広島観音との接戦制す!

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[8.14 ミズノカップU-18IN熊本サバイバルマッチ 熊本国府高 3-1 広島観音高 大津町総合運動公園陸上競技場]

 今夏、ともに総体予選決勝で涙している熊本国府高(熊本)と広島観音高(広島)。選手権で壁を越えることを目指して強化を続ける両校の戦いは、熊本国府が3-1で勝利した。

 熊本国府は前半28分、右サイドでボールを奪うと、スルーパスで抜け出したFW原口克俊主将が先制ゴール。対する広島観音は右MF桐田勝人らが少ないタッチでボールを動かしつつ、局面をFW神車凱海やMF森重輝がドリブルで破るなど対抗する。0-1で折り返した後半6分には右サイドを破った神車がそのままゴールエリアまで持ち込み、角度のない位置からポスト直撃のシュート。7分には細かいタッチのドリブルでDFを外した森重の左足シュートが枠をかすめた。

 だが、ベンチの佐藤光治監督から「守備からやっていれば、今年のオマエたちはやられることはないよ」と声が飛んだように、守備を意識して戦う熊本国府はCB渡邉陸斗やCB久野龍心、GK安部宏希中心に同点ゴールを許さない。逆にカウンターから原口やFW大林海心がドリブルで仕掛けるなど相手にプレッシャーをかけた熊本国府は後半12分、右MF大津信太朗がFKを獲得。この右FKをMF田中秀治が左足でゴール方向へ入れると、混戦を抜けたボールがそのままゴールネットへ吸い込まれた。

 広島観音も1年生GK塩谷将平の安定したキャッチングから攻撃に繋げ、桐田のドリブルシュートなどで反撃すると、31分には交代出場のMF川本廉が追撃ゴールを奪う。だが熊本国府は35分に原口が追加点。3-1で熊本国府が勝利した。

 ミズノカップU-18 IN熊本は例年、熊本国府の保護者や一般生徒がボランティアとして大会運営をサポート。今年も炎天下の中、選手の同級生たちやサッカー部の控え部員たちが開会式やミズノ社製スパイクの試し履きブース、サプリメントブースでの補助、各試合でのボールボーイなどで大会を支えていた。原口はそれについて「励みになります」と言い、「(今大会は)目標としては優勝を狙ってやっていますけれど、相手も強いので守備を崩さずに1チャンスとかで勝っていきたい。個人的にもチーム的にも成長できる大会にしたい。結果的に選手権に繋がる大会にしたい」と意気込んだ。まずこの日は同級生たちの前で好勝負を演じて1勝。勝者トーナメントでも地元の声援を支えに勝ち進んでいく。

[写真]後半11分、熊本国府は田中秀(左端)のゴールで2-0とする

(取材・文 吉田太郎)
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