beacon

千葉、FW松田の移籍後初得点も…長崎に追い付かれてドロー

このエントリーをはてなブックマークに追加
[8.15 J2第29節 千葉 1-1 長崎 フクアリ]

 J2は15日、第29節を行い、フクダ電子アリーナでは7位のジェフユナイテッド千葉と8位のV・ファーレン長崎が対戦し、1-1で引き分けた。

 ホームの千葉は前節C大阪戦から先発を2人入れ替え、MF井出遥也が先発復帰、そして名古屋から期限付き移籍で獲得したFW松田力を初先発で起用。一方の長崎は前節札幌戦から3人を入れ替え、DF刀根亮輔、MF東浩史、FW木村裕を先発起用してこの一戦に臨んだ。[スタメン&布陣はコチラ]

 序盤に好機を創出したのはアウェーの長崎だった。前半4分、FW木村裕がミドルレンジから狙ったシュートはゴールマウスを捉えたが、GK高木駿に弾き出された。このプレーで得た直後のCKでは、MF梶川諒太のCKをMF黒木聖仁がヘッドで合わせたがボールは枠上に飛んで先制点を奪うには至らない。

 対する千葉は前半8分、左サイドのDF中村太亮のクロスからFWオナイウ阿道がダイビングヘッドで狙うもGK大久保択生の守備範囲に飛んでしまい、同18分には右サイドのDF金井貢史のクロスから松田がヘディングシュートを放ったが、大久保の手中に収まりネットを揺らすことはできなかった。前半31分には長崎が好機を作り、MF井上裕大が高い位置でボールを奪い、ドリブルでPA内まで運んでシュートを放つがボールはゴール左へと外れた。

 すると同33分に千葉が先制に成功する。井出のパスから抜け出した松田がPA内まで侵入して放ったシュートは、ゴールポストに当たりながらもゴールネットを揺らしてスコアを1-0とした。さらに攻勢を掛ける千葉は同35分にMF佐藤勇人が強烈なミドルシュートを放つもゴールマウスを捉え切れず、同42分にはMFネイツ・ペチュニクが直接FKでゴールを脅かすも大久保の横っ飛びのセーブに遭った。

 前半アディショナルタイムにはFKの流れからDF栗山直樹がダイビングヘッドで狙ったシュートが大久保に阻まれるなど、1-0と千葉が先制したまま後半を迎えると、長崎は梶川に代えてFWイ・ヨンジェを投入して状況を打開しようと試みる。しかし、千葉が主導権を握り、後半10分にDF中村太亮のクロスから松田がヘディングシュートを放ち、同14分には松田がミドルレンジから狙うなど、シュートまで持ち込む場面を作り出す。

 だが、劣勢に立たされていた長崎が後半17分に同点に追い付く。中盤でMF東浩史、イ・ヨンジェと粘り強くパスをつなぐと、最後は木村が左足で流し込んでスコアを1-1とした。その後、両チームともに勝ち越しゴールを狙ったが相手守備を崩し切れず。後半アディショナルタイムには中村のパスから放った松田のシュートが大久保に掻き出されるなど、試合は1-1のまま終了を迎えた。

(取材・文 折戸岳彦)
▼関連リンク[J2]第29節 スコア速報

TOP