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31歳の誓い、千葉MF佐藤健「チームとしても個人としても、もう一度J1に」

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[8.15 J2第29節 千葉 1-1 長崎 フクアリ]

 前日に31歳の誕生日を迎えたばかりだ。ベテランの域に入りつつあるジェフユナイテッド千葉MF佐藤健太郎だが、4試合連続で先発出場を果たし、中盤の底で攻守に働いた。

「前半のゲームの進め方は良かったと思う」と佐藤健が振り返ったように、序盤から主導権を握った千葉は前半32分に名古屋から加入したばかりのFW松田力の得点で先制に成功する。しかし、後半も攻勢を掛けながらも追加点が奪えないでいると、後半17分にFW木村裕に同点ゴールを許してしまい、1-1の引き分けに終わった。

 前節のC大阪戦に続いて、先制しながらも追い付かれてのドローに、佐藤健は悔しさを滲ませた。「ここ2試合とも同じ形での引き分けなので、しっかりゼロに抑えることと、リスク管理ながら追加点を奪えればもっと楽な展開になると思う。後ろで我慢しつつも、いい攻撃のサポートができるようにしたい」。

 31歳となって初めて迎えた公式戦にも「特別感は別になかったですね」と話したが、その後に先発へのこだわりを吐露した。「僕はスタメンで出続けたい思いがあります。そのためには勝ち続けないと試合には出られなくなると思うので。とにかく結果がほしくて、その結果を得るためにもっともっと貢献したい」。ここまでの先発出場は29試合中14試合。「今できることをやり続け、いつでもプレーできる準備をしておきたい」と、これからも先発出場数を増やしていきたいとしている。

 先発として出場して、結果を残し続ける。それが悲願のJ1昇格へとつながると信じている。「チームとしても個人としても、もう一度J1でやりたい思いがある」。チームとして09年以来の、そして自身として11年以来となるJ1の舞台に立つために、31歳となった男は先発にこだわりながら戦い続ける。

(取材・文 折戸岳彦)
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