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[MOM1447]龍谷MF柳迫仁(2年)_ミズノカップで存在感示す注目司令塔

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.15 ミズノカップU-18IN熊本9~16位決定戦1回戦 龍谷高 3-0 近大和歌山高 熊本県民総合運動公園補助競技場]
 
 今回のミズノカップU-18 IN熊本で高いサッカーセンスを発揮して存在感を示している2年生MFがいる。

 龍谷高の10番MF柳迫仁(2年)は中学卒業時に九州の強豪各校から誘いがあったという注目タレントだ。「(ミズノカップでの試合を経験したが)獲られる気がしないです」というほどキープ力に自信を持っているMFは、細かいフェイントを繰り返し入れてマークを外し、得意のドリブル、スルーパスでチャンスメーク。左足シュートでゴールを奪うなど強豪揃うミズノカップでもそのスキルの高さを随所で発揮している。

 この日は前半8分に、右サイドからの折り返しに柳迫を含めて2人が反応したが「自分の方が体勢がいいと思った」とボールサイドの選手にスルーさせると、左足ダイレクトでゴール右隅へ正確にシュートを沈めた。またコンビを組むMF白井紘彰と連係を取りながら攻撃をコントロール。存在感を発揮して勝利へと導いていた。

「(高校入学当初は)あまり走れなくて攻撃と守備のアップダウンができていなかったけれど成長できたと思う。(持ち味は)一回スペースで受けて前向いて、そこからパスだったりドリブルだったり。相手をスラすこととか中学校からやっていたので意識しています」という小柄な司令塔については元Jリーガーの太田恵介監督も「あんなに技術高いのに結構頑張り屋さんで。デカい子には負けたくないという気持ちも持っている」と目を細める。

 より速いプレッシャーの中でも力を発揮できるか、またメンタル面のコントロールなどまだまだ経験を積んでいく必要がありそうだが、今後に注目の素材であることは間違いない。

(取材・文 吉田太郎)
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