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[MOM1451]九州国際大付MF水城太賀(3年)_「夏は走ったもん勝ち」「中盤は体力」攻守両面で走り続けたMF

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.16 ミズノカップU-18IN熊本決勝 九州国際大付高 1-0 名東高 熊本県民総合運動公園陸上競技場]

「苦しい時に守備しているのはアイツだし、攻撃の時にも飛び出しているのはアイツでした」。九州国際大付高の杉山公一監督は初優勝した決勝でも、攻守両面でチームを支えたMF水城太賀主将(3年)をマン・オブ・ザ・マッチに挙げた。

 名東の堅い守りを切り崩すことができないまま0-0で終盤へ突入。その中でギアを上げて、ボランチの位置から敵陣深くへ切れ込み、相手のカウンター攻撃を食い止めた。本人は「前半飛ばし過ぎて後半40分ゲームだったのでペース配分が課題です」と運動量がやや落ちたことを反省していたが、それでもその運動量がチームの支えだった。

 前半から多くボールに絡んで相手の急所へパスを通す。受けなおしてシュートまで行くシーンは少なかったものの、献身的に走り続ける彼の存在は大きい。「夏場なので、走ったもん勝ちなので。中盤は体力と最近つくづく思っている」というMFは以前から自信を持っている運動量で違いを示し、CB渋田惇史とともにリーダーとして勝負どころで光るプレーを見せた。

 今後はより“怖い選手”になっていくことも目標。「技術はもちろんなんですけど、守備プラス2列目から飛び出して得点までしないと相手から怖い選手と思われないと思う。今回はひとつのパスで終わっていました。もっと前線の選手に関わったり、シュートですね。2列目から、えぐったボールまで入っていけるようにしたい」。走り続けるMFがこの秋、対戦相手にとってより怖い存在となる。

(取材・文 吉田太郎)
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