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F東京加入の豪代表FWバーンズがJを語る「彼らはよく歌う」 「欧州のよう」

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 今年7月にFC東京へ加入したオーストラリア代表FWネイサン・バーンズが豪『FOXスポーツ』のインタビューに応じ、JリーグとKリーグの違いやJリーグのファンについて語った。バーンズは16日に行われたG大阪戦(2-1)で1得点1アシストの活躍をみせ、勝利に貢献している。

 現在27歳のバーンズは2006年にアデレード・ユナイテッドでプロデビュー。その後はギリシャのクラブを渡り歩き、仁川(韓国)でもプレーした経歴がある。オーストラリア、ギリシャ、韓国と渡り歩いたストライカーは日本での挑戦を「簡単な決断だったよ。僕は目標としていたAリーグで結果を出すことができた。さらに上を目指す段階にいたんだ」と話した。

「それはサッカーにおいて最も良いことなんだ。韓国で成功することはできなかったけれど、当時のことは僕の一部になっている。常に新たなことに挑戦すると、それぞれの国や様々な文化から多くのことを得ることができるからね」

 日本行きを決断するにあたり、豪代表のアンジェ・ポステコグルー監督へは相談しなかったという。「僕は自分自身が成長できることを前提に移籍を決めたし、この移籍は代表チームの一員として活躍するための後押しになるはずだと思ったんだ。もしも迷っていた場合にアンジェのところに行ったかもしれないけれど、僕にその必要はなかった」

「アンジェは成長したいならば、選手はビッグクラブへ行くべきだと話している。僕もステップアップするために、海外へ行く必要があったんだ。Aリーグに残る可能性もあった。それでも僕は自分自身をもう一段階上へ押し上げたかったし、再び国際舞台で戦いたかった。誰もが野心を持って、大きなリーグ、ビッグクラブでプレーするべきだ」

 恋人と共に来日し、初の日本挑戦をスタートさせたバーンズ。「この天候に適応することが日本で活躍するための鍵になるね。僕たちはとても暑い午後3時に練習をするんだ。試合は夜にやるから楽なんだけど」と言及。「徐々にコンディションも上がってきて、より良い状態に近づいているよ」と語った。

 豪州や韓国とアジアのチームを多く経験してきたバーンズは「日本は技術とスピードがある。フィジカル的な戦いはないに等しい。Kリーグ(韓国)はとにかくスピードがものをいう。日本はテクニカル、Aリーグはフィジカル重視の戦いだね」

 またバーンズはJリーグのサポーターに胸を打たれたとも明かした。「平日の試合でも1万5000人のファンが来るし、週末の試合には2万から2万5000人のサポーターが来るんだ」と言い、「彼らファンはとてもよく歌うんだ。とても後押しされるし、あのファンを前にプレーするのは素晴らしい。まるで欧州のようだよ」

 今季のJリーグでの目標については「僕たちはJリーグで上位3チームに入るという野心を持っている。その目標に挑戦するけれど、未来に何が待っているかは誰にも分からないものだ」と意気込んだ。

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