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[MOM1463]長崎南山FW早川祥平(3年)_「ゴールが欲しかった」エースが2発!

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.20 adidas cup in Fukuoka7位決定戦 長崎南山高 4-0 西京高 グローバルアリーナ]

 6月の総体予選決勝では長崎南山高を初の全国へ導く2ゴール。エースが復活の2ゴールをたたき出した。前半32分、左CKをファーサイドのCB太田晃輔が競り勝つと、最後は10番FW早川祥平が押し込んで先制点。前線で身体の強さを発揮していた早川は後半20分にもショートカウンターから左中間へ抜け出すと左足シュートを狭いニアサイドへ突き刺した。

 ゴール前で見せるコンタクトの強さ、パワーが持ち味。この日はハットトリックこそ逃したものの、「自分の持ち味はテクニックとかではない。パワーでどうにか持ち味出していきたい」というFWは終盤もゴール前での力強い競り合いからこぼれ球にいち早く反応してシュートへ持ち込むなど危険な存在であり続けた。

 全国総体の帝京三高(山梨)戦では「シュートを打つべきところで打たなかった。全国大会はそんなに良くなかったです」と反省。チームは全国大会前後になかなか白星を重ねられず、早川自身も結果を残すことができていなかった。それだけに「自分もゴールがなくてゴールが欲しかった」というFWは遠征最終日に結果を残し、ホッとした表情を見せていた。

 全国大会で学んだことを激戦区の長崎県予選で発揮する。エースは「全国は球際だったり、一人ひとり個の選手が上手かった。個を上げて、ハードワークしながら球際競り勝って、拾い勝って、頑張って、最後自分が決めて勝たせたいと思います」と意気込んだ。
 
(取材・文 吉田太郎)

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