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[MOM1465]松山工MF日野貴登(3年)_「自分の持ち味は攻撃」のMFが2G1A

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[8.20 adidas cup in Fukuoka3位決定戦 松山工高 3-1 都城工高 グローバルアリーナ]

 松山工高の左MF日野貴登は坂本哲也監督も「かなりテクニックある子」と認めるテクニシャン。暫く決定力を欠いていたというが、この日は2得点1アシストの活躍でチームに白星をもたらした。

 日野は0-1の前半21分にFW野川稀生のラストパスを左足でゴールへ流し込むと、後半4分には左サイドからの絶妙なクロスでMF山西恭平のゴールをアシストする。「昨日課題出たんですけど、指示されたのはGKとCBの間に放り込んでちょんと合わせたら入るボール。それがきょうのような試合で出せたことはよかった」と納得のクロスボールで勝ち越し点を演出した日野は、10分にも左サイドから右足で技ありのシュートを決めた。「味方が最後まで繋いでくれて自分が決めることができた。みんなに感謝したい」と日野。チームが繋いだボールを見事にゴールへ結びつけて福岡遠征を終えた。

「チームが困った時に点決めたり、流れ変えたり、チームのためにできたらいい」と力を込める。憧れの選手にスペイン代表MFイニエスタを挙げ、「周りが見えて時間がつくれるし、チームが困った時に受けてリズムをつくることができる。ああいう選手になっていきたい」と口にするMFはこの日、チームのために戦い、接戦の中でゴールに絡む仕事をした。

 攻撃力は昨年からも定評があり、攻撃的な戦いで臨む試合では先発も務めていた。「自分の持ち味は攻撃」と言い切る日野は「選手権でも発揮して(チームを)全国へ連れて行ってあげたい」という目標を今秋、達成する。

(取材・文 吉田太郎)

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