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最速タイの開始9秒で失点も…10人のバイエルンが逆転で開幕連勝

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[8.22 ブンデスリーガ第2節 ホッフェンハイム1-2バイエルン]

 ブンデスリーガは22日、第2節2日目を行い、バイエルンは敵地でホッフェンハイムと対戦し、2-1で逆転勝ちした。ブンデスリーガ最速タイ記録となる開始9秒で先制を許し、1-1の後半28分には退場者も出したが、後半45分の決勝点で競り勝った。

 バイエルンボールでキックオフした試合はまさかの立ち上がりとなった。自陣でバックパスしてボールをつなぐバイエルンに対し、ホッフェンハイムは積極的にプレッシャーをかけていく。するとDFダビド・アラバが中央のDFジェローム・ボアテングに出した横パスがずれ、FWケビン・フォラントがカット。左足でGKマヌエル・ノイアーの股間を抜き、先制点を奪った。

 キックオフからわずか9秒での先制点。昨年8月23日に行われたドルトムント対レバークーゼン戦でレバークーゼンMFカリム・ベララビが試合開始9秒で決めたブンデスリーガ史上最速ゴールに並ぶタイ記録となった。

 試合開始早々、1点ビハインドを負ったバイエルンにさらなるアクシデントが襲う。前半36分にDFメフディ・ベナティアが右太腿を痛めて負傷交代。それでも同41分、MFドウグラス・コスタの強烈な左足シュートをGKが弾いたところに詰めたFWトーマス・ミュラーが右太腿付近で押し込み、1-1の同点に追いついた。

 バイエルンは後半14分にMFチアゴ・アルカンタラ、同22分にFWロベルト・レバンドフスキを投入し、攻勢を強めていく。ところが後半28分、ボアテングがPA内でファウルを犯し、PKを献上。さらに2枚目の警告で退場となった。数的不利に立たされたバイエルン。このPKはホッフェンハイムMFオイゲン・ポランスキのキックが右ポストを叩き、絶体絶命のピンチを逃れると、試合終了間際の後半45分だった。

 ドウグラス・コスタが右サイドからマイナスに折り返したボールをMFマリオ・ゲッツェがスルーし、レワンドフスキが右足で押し込んだ。劇的な決勝点。王者バイエルンがさまざまな逆境を跳ね返し、開幕2連勝を飾った。

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