beacon

劇的弾で2戦連発!! 千葉FW松田「歓声でゴールだと分かった」

このエントリーをはてなブックマークに追加
[8.23 J2第30節 横浜FC 0-1 千葉 ニッパツ]

 スコアは0-0。残された時間はアディショナルタイムのみ。しかし、ここでジェフユナイテッド千葉のFW松田力が大仕事をやってのけた。

「今日は何もしていなかった」。試合後に松田がそう振り返ったように、後半アディショナルタイムまではシュートはゼロ。組み立てにもなかなか絡めず、持ち味を発揮する場面を創出できなかった。しかし、後半アディショナルタイムも残りわずかとなった90+5分、DF中村太亮の蹴り出したCKに反応してニアサイドに走り込むと、ヘディングで合わせて値千金の決勝ゴールを叩き込んだ。

 しかし、ボールがゴールマウスに収まった瞬間、松田自身はゴールに気付かなかったようだ。「(ボールの行方が)全然見えていなかったので、ゴールに入ったのか正直分かりませんでした。でも、歓声がものすごく沸いたので、ゴールに入ったと分かりました。どこに走ろうかなと思ったら、サポーターがメチャクチャ呼んでくれていたので、そっちに走りました」とゴールを教えてくれたサポーターと喜びを分かち合った。

 前節長崎戦での移籍後初先発初ゴールに続きの2試合連発となったが、本人に慢心はない。「得点を決めることは間違いなく求められているし、しっかり点を決められたことは良かった」と話しつつ、こう続けた。

「僕は結果を残さないといけないという気持ちで千葉に来ました。今は順調かもしれませんが、これからが大事。相手ももっともっと警戒を強めてくるので、そこで点を取れるか、取れないか。自分の真の力が問われると思う」。2試合連続ゴールに満足することなく、さらなる高みを目指す。

(取材・文 折戸岳彦)
▼関連リンク
[J2]第30節 スコア速報

TOP