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バルサで“お別れ会見”に臨んだFWペドロ、チェルシー移籍は「一つの賭け」

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 バルセロナからチェルシーへの移籍を果たしたFWペドロ・ロドリゲスが24日にバルセロナで退団に当たっての記者会見を行った。会見の内容を英『スカイ』やバルセロナ公式サイトが伝えている。

 今月20日に移籍が正式発表されると、23日に行われたプレミアリーグの第3節・WBA戦に先発。プレミアデビュー戦で早くも1得点1アシストと活躍をみせたペドロ。翌日にはスペインへ戻り、会見へ臨んだ。会見にはFWリオネル・メッシやMFアンドレス・イニエスタなど元チームメイトが参加した。

 下部組織時代も含め、2007年からの2015年夏までバルセロナで過ごしてきたペドロ。「このクラブでプレーすることは幼い頃からの夢だった。僕はいつでもここで快適さを感じていた。僕はバルサに所属してきたあらゆる模範となる選手たち、伝説的な存在からから学ぶよう取り組んできた。そのことが僕の人間的な成長の助けになった。自分自身が最高の形でそれをしてきたと思うし、そうだった信じている。自分の家を離れるということで今は悲しいけど、全力を尽くして来たことに満足している」と改めてバルサでの日々を振り返った。

「ここと同じような場所はどこにもない。だってここには僕の人生のすべてがあり、バルサは世界最高のクラブなんだから」と話したペドロは「できることならバルセロナの選手として現役引退したかった」とも胸中を明かした。

 今年6月4日に2019年6月までの契約延長で合意したばかりだったが、一転して移籍を決断した。「契約延長にサインしたときは僕は本当に幸せだった。しかし状況というのは変わっていくものなんだ」と説明。「契約延長へのサインは僕の意思で望んでいたものだったけど、(チェルシーへの移籍という)一つの賭けに出ることにしたんだ」と新たな挑戦についても言及した。

「より多くの出場時間とプレーの継続性を持つことがバルセロナでは難しくなっていたから、新しい挑戦に向かうチャンスへ臨むことに決めた」。ペドロはバルセロナへの愛を語りながらも、チェルシーでの新たな挑戦へ熱く意気込んだ。


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