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「そこがなければ、僕は普通以下」DF伊東、持ち味見せるも反省

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[8.26 トレーニングマッチ U-22日本代表候補 1-2 京都]

 一気に加速して敵陣深くへと走り込む。序盤から右サイドで精力的な上下動を続けたDF伊東幸敏(鹿島)は、右足から送り出されるクロスで好機を演出した。

 前半12分、MF矢島慎也(岡山)がMF中島翔哉(F東京)にボールを預けると、伊東が最終ラインの裏へと走り込んでスルーパスを呼び込む。ゴール前を確認して正確なグラウンダーのクロスをFW鈴木武蔵(水戸)へと届けたが、シュートは惜しくもゴールマウスを捉えることができなかった。

「相手の裏のスペースを突くことは評価してもらえていると思うし、そこがなければ僕は普通以下の選手だと思う。それが持ち味なので」。その言葉どおり、その後も最終ラインの裏に走り込んでボールを呼び込んだが、前半12分の決定機創出以降はなかなか好機を生み出せず。「もう1、2本はああいう場面を作りたかった」と悔しさを滲ませた。

 すると、前半34分に自サイドを突破されてピンチを招くと、同38分にはまたもや自サイドの突破を許して得点を許してしまう。攻撃面では「個人のミスはありましたが、連係のミスやコミュニケーション不足は感じなかった」とした伊東だが、守備に関しては「前の選手をどう動かすかということができない場面が多かったので、コミュニケーション不足な部分がありました」と反省点を挙げている。

 7月のU-22コスタリカ代表戦に続いて手倉森ジャパンに招集されたが、来年1月に行われるリオ五輪アジア最終予選のメンバー入りを果たすためにも、「反省して、次につなげていきたい」と反省を糧にさらなる成長を目指す。

(取材・文 折戸岳彦)

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