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「抑えられるか?」ボランチで先発の長谷部、監督の指示で右SBに

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[8.29 ブンデスリーガ第3節 シュツットガルト1-4フランクフルト]

 ブンデスリーガは29日、第3節2日目を行い、MF長谷部誠の所属するフランクフルトは敵地でシュツットガルトを4-1で下し、今季初勝利を飾った。長谷部はブンデスリーガ公式サイトで「数字だけ見れば完勝という感じがするかもしれないけど、内容的にはまだまだ改善しないといけない」と冷静に試合を振り返っている。

「前半は2つのチャンスを2つとも入れた。一つはオウンゴールだし、内容でも相手が上回っていた。そういう中で前半をリードして折り返せたのは多少ツキもあったと思う。後半、相手が一人退場してからは簡単な試合になった」

 今季初めてボランチで先発した長谷部。自分自身のプレーに関しても「セカンドボールを拾ってボールをつないで、ゲームをつくるという部分が今日に関しては自分の仕事だと思うので、それができなかったのは悔しい」と反省する。

 前半11分にオウンゴールで先制すると、1-1に追いつかれたあとの前半42分、長谷部が左サイドのスペースに浮き球のパスを送り、FWハリス・セフェロビッチのクロスにFWルク・カスタイニョスが合わせ、2-1と再び勝ち越しに成功した。

「あの場面はフリーだったし、(DFラインの)後ろにスペースがあったので、そんなに難しいパスではなかった。前の選手がよく決めてくれた。シュツットガルトは結構前に来て、裏が空くというのはスカウティングで分かっていた。それがあの場面に関してはうまく使えたかなと思う」

 フランクフルトはハーフタイムに2人を交代し、長谷部も後半開始から右サイドバックにポジションを下げた。「相手の左サイドのコスティッチが速い選手なので、それを抑えるという意味で右サイドバックで使われたと思う」と、チームの狙いを明かした長谷部は「ハーフタイムに監督から『抑えられるか?』と言われて、『抑えられない』と答えるわけにもいかないので」と笑っていた。

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