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ボルフスブルク、シャルケの10番ドラクスラーをクラブ史上最高額で獲得

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 ボルフスブルクは31日、シャルケからドイツ代表MFユリアン・ドラクスラー(21)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約は2020年までの5年間。

 シャルケの下部組織で育ったドラクスラーは11年1月のハンブルガーSV戦に出場し、当時17歳でプロデビュー。これまでブンデスリーガ119試合に出場し、18ゴールを記録している。ドイツ代表としても国際Aマッチ15試合に出場し、1得点。昨夏のブラジルW杯優勝メンバーの一人でもある。

 ドラクスラーはクラブの公式サイトで「ボルフスブルクへの移籍は僕にとって新たな挑戦となる。僕はトップレベルでプレーを続けたい。チャンピオンズリーグを楽しみにしているし、このチームでタイトルを争いたい」と意気込みを述べている。

 ボルフスブルクのクラウス・アロフスSD(スポーツディレクター)は「ユリアン(ドラクスラー)は我々が求めていた選手だ。ケビン・デ・ブライネの移籍により、この移籍を実現させることができた」とコメント。ドラクスラーをめぐってはユベントスも獲得に動いていたが、条件面で上回ったボルフスブルクが獲得に成功した。

 ドイツ誌『キッカー』によると、その移籍金は3600万ユーロ(約49億円)+ボーナス。今冬にチェルシーから獲得したMFアンドレ・シュールレの移籍金3200万ユーロを上回るクラブ史上最高額となった。

 ボルフスブルクは30日にMFケビン・デ・ブライネのマンチェスター・シティ移籍を発表。昨季のブンデスリーガ年間最優秀選手の流出に伴い、補強が急務となっていたが、デ・ブルイネの移籍金7500万ユーロ(約102億円)の約半額を投資し、シャルケの背番号10を“強奪”した格好だ。

 ディーター・ヘッキング監督はドラクスラーについて「攻撃的なポジションならどこでもできる。彼は我々の求める選手像、そして我々のプレースタイルと完璧にマッチしている」と期待を寄せている。

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