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FIFA会長選出馬表明のジーコ氏がライバルへ手紙、引用したアインシュタインの言葉は…

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 国際サッカー連盟(FIFA)の次期会長選へ出馬する意向を示している元日本代表監督のジーコ氏が、ライバルたちへ“手紙”を送ったようだ。ブラジル『グローボ・エスポルチ』の電話インタビューで自ら明らかにした。

 ジーコ氏は出馬を表明している元FIFA会長で韓国人の鄭夢準氏、元トリニダード・トバゴ代表のデービッド・ナキド氏、リベリアサッカー連盟のムサ・ビリティ会長、欧州サッカー連盟(UEFA)のミシェル・プラティニ氏へメールを送ったという。

 ジーコ氏は同メディアの取材に対し、「FIFAのブラックボックスを開くべきだ。全てのことに透明性が求められている」と語っていおり、かねてから訴えていた会長選出馬に5つの加盟協会からの推薦が必要という規定を撤廃すべきと訴えている。

 ジーコ氏の送ったメールの内容は「親愛なる立候補者の皆さんへ」との書き出しで「私はあなた方と同じようにFIFA会長選へ出馬を表明したので、このメールを書くことにしました。我々はFIFAの問題を解決すべく、透明性と民主主義を持った組織に進化させていくべきです」など綴られている。

 またアインシュタインの名言を引用し、「アインシュタインは『同じことを繰り返し、違う結果を望むことを狂気という』と言っています」と長年に渡って、その体制に変化のないFIFAを批判。「サッカーに興味のある全ての人が何らかの形で選挙に参加することができるようにするべきなのではないでしょうか」と訴えた。

 FIFA次期会長選は10月26日に締め切りを迎え、2月26日に行われる予定。ブラジルサッカー連盟からの推薦を得ているジーコ氏だが、残る4つの組織からの推薦は得ることが出来ていない状況とみられる。

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