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追加招集で代表初合流の丸山「緊張せずにやれた」

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 追加招集で日本代表に初選出されたDF丸山祐市(F東京)が合宿2日目となった1日の練習から合流した。「初めは緊張したけど、グラウンドに入ったらあまり緊張せずにやれた。少しは馴染めたのかなと思う」と、淡々と“初日”の練習を振り返った。

 明治大から2012年にF東京に入団した丸山だが、プロ入り当初はなかなか出場機会に恵まれず、昨季は湘南に期限付き移籍。3バックの中央でレギュラーを勝ち取り、J2全42試合のうち41試合に出場した。F東京に復帰した今季の第1ステージは5試合の出場(うち先発1試合)にとどまったが、第2ステージ第4節から先発に定着。最近は6試合連続でフル出場を続けている。

「(代表は)目標にはしていたけど、東京でなかなか試合に出られず、湘南に行って、今季東京に戻ってきた。まずは東京で試合に出ることを目標にしてきて、まだ(レギュラーに)定着したとも思っていない」

 F東京でレギュラーとしてプレーしているのは、この1か月あまり。まだ定位置をつかみ切ったわけではないと考えるのもうなずける。だからこそ、「代表は目指していたけど、こんなに早く呼ばれるとは思っていなかった」という本人も驚きの初招集だった。

 利き足の左足から繰り出す正確なパスが持ち味の丸山だが、湘南でフルシーズンを戦い抜き、対人の強さも飛躍的に向上。その成長ぶりがハリルホジッチ監督にも認められた格好だ。クラブと代表では戦術も守り方も異なるが、センターバックとして求められる個の部分に大きな違いはないとも感じている。

「戦術は少し変わるけど、個人として考えたら、人に強く行くところや、前にしっかり付けてビルドアップするところはあまり変わらない」。代表での初練習を終え、大きな戸惑いはなかったという丸山。初招集でも臆することなく、自分の持ち味を練習からアピールしていくつもりだ。

(取材・文 西山紘平)

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