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デ・ヘア移籍騒動、ユナイテッドが応戦「マドリーが期限時刻までアップロードしなかった」

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 ビッグクラブ同士が一触触発状態だ。レアル・マドリーがスペイン代表GKダビド・デ・ヘアを巡る大型トレードの経緯を説明したことを受け、マンチェスター・ユナイテッドも公式サイトで声明を発表。「マンチェスター・ユナイテッドはダビドに関する書類を移籍システムに期限時刻までにアップロードしたが、レアル・マドリーはしなかった」と応戦した。

 移籍最終日となった8月31日、ユナイテッドとマドリーの間で大型トレードが話し合われた。マドリーは、今夏の移籍市場を騒がせたダビド・デ・ヘアの獲得を巡って、マドリーが3000万ユーロ(約40億円)とも言われる移籍金にコスタリカ代表GKケイラー・ナバスを付けたトレードを提案。期限時間内にクラブ間合意に達したが、必要書類が期限内に届けられなかったことで移籍が認められなかった。

 マドリーは1日、この一連の動きを公式声明として説明したが、ユナイテッドも同様に当日の動きを説明した。

 まずユナイテッドもマドリー同様、デ・ヘアを巡る動きは31日になるまでなかったことを強調。31日の午後になってから話し合いが行われ、ナバスを含めた取引で合意に達したことを認めた。

 そして移籍期限が数時間後に迫った英国時間20時42分にマドリーに書類を送付。(締切時間は英国時間23時)。22時32分に書類が戻された。

 ただユナイテッドの説明によると、23時40分に大幅に内容が変更された書類が再送されたのだという。これにより手続きに時間がかかり、契約不成立のリスクが高まったとしている。

 しかしユナイテッドは期限ぎりぎりで移籍を成立させたことから、移籍が成立しなかったのは、「レアル・マドリーが、ダビドに関する書類を移籍システムに期限時刻までアップロードしなかった」ためとの見解を示している。

 FIFAに裁定を求めるとする意見もあるが、イングランドサッカー協会(FA)はユナイテッドの主張を支持することを申し出たという。「クラブはFAの協力、提出時刻が記された書類を提供したが、レアル・マドリーは、同様の手続きを取らないことを選択した」とマドリー側に不備があったことを強調している。

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