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ミドル弾も期待される山口、W杯予選初先発へ

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 中盤の底から積極的にゴール前に絡んでいく。3日のW杯アジア2次予選・カンボジア戦(埼玉)でW杯予選初出場初先発が濃厚となったMF山口蛍(C大阪)は「結果だけが求められているし、勝つことを第一にやっていきたい」と意気込んだ。

 ブラジルW杯のアジア最終予選後に行われた13年7月の東アジア杯で日本代表デビューを果たした山口。今年6月16日のシンガポール戦(0-0)もベンチ入りしながら出場機会がなかったため、カンボジア戦に出場すれば、自身初のW杯予選となる。

 今年8月の東アジア杯で全3試合にフル出場し、その存在感を高めた。第2戦の韓国戦(1-1)では豪快なミドルシュートで代表初ゴールもマーク。ハリルホジッチ監督からも「東アジア杯で素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた」と高い評価を受けた。

 今合宿でも中盤の選手にミドルシュートを強く意識付けているハリルホジッチ監督。山口は「そういう意識を持ってやらなくちゃいけないし、その意識は強く持ってやりたい」と、その意図をくみ取り、「ミドルシュートもそうだけど、2列目、3列目から飛び出していくことも必要。攻撃に絡んでいければ」と積極的な攻撃参加を誓った。

「最初のチャンスで決めれば自分たちの試合に持っていける。なかなか入らないと焦りも出て、前回のようになってしまう」。そう先制点の重要性を語る山口は「どんな形でもいいから、しっかり点を取りたい」と力を込めた。

(取材・文 西山紘平)

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