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浦和5失点惨敗、ここ2戦9失点と守備崩壊…新潟に9年ぶり敗戦

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[9.2 ナビスコ杯準々決勝第1戦 新潟5-0浦和 デンカS]

 ナビスコ杯の準々決勝第1戦が2日に行われ、アルビレックス新潟がホームで浦和レッズを5-0で下した。新潟の対浦和戦勝利は、2006年7月19日のJ1第13節以来、実に9年ぶり。新潟が4強入りに大きく前進した。浦和は直近の試合となる8月29日リーグ戦の横浜FM戦も0-4で落としており、公式戦2戦で9失点という連続大敗を喫してしまった。

 この日、過去のデータは全く関係なかった。今季も6月の対戦で5失点を喫するなど最悪の対戦データを残していた新潟だが、前半アディショナルタイム3分にFW山崎亮平の得点で先制すると、後半は一気に流れを引き寄せる。

 まずは後半5分、右サイドからのCKをMF山本康裕が折り返すと、DF大井健太郎の落としをDF舞行龍ジェームズが押し込み加点。同11分にはカウンターで持ち上がると、山崎の右サイドから入れたグランダーのクロスをMF加藤大がスルー。ファーサイドに走り込んだFW指宿洋史が流し込み、リードを広げた。

 止まらない新潟は後半30分、山崎からのボールをゴール前で受けた指宿が、DFを切り返しでかわして右足で流し込む。さらに同37分にはピッチ中央で指宿からのリターンパスに反応してDFラインの裏に抜けたFWラファエル・シルバが大量5点目を蹴り込み、圧勝劇を締めくくる。新潟は終盤、先日来季の入団内定が発表になり、特別指定選手となったMF端山豪をデビューさせる余裕も見せ、完勝した。

 惨敗を喫した浦和。代表招集でGK西川周作、DF槙野智章(負傷辞退)、FW興梠慎三は不在だったが、ナビスコ杯だけでなく、今後の戦いにも大きく響きそうな敗戦になってしまった。


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