beacon

移籍して1年半…故障に苦しんだ野田が名古屋デビュー戦で千金同点弾

このエントリーをはてなブックマークに追加
[9.2 ナビスコ杯準々決勝第1戦 G大阪1-1名古屋 万博]

 ナビスコ杯準々決勝の第1戦が行われ、万博記念競技場で行われたガンバ大阪名古屋グランパスの一戦は、1-1の引き分けに終わった。第2戦は9月6日にパロマ瑞穂スタジアムで行われる。

 前半早々に試合を動かしたのは、代表招集や休養に充てて、前試合のリーグ湘南戦からDF今野泰幸以外、先発メンバー10人を入れ替えて臨んでいたG大阪だった。前半6分、エリア内でFWリンスがボールをキープすると、中央のMF二川孝広に横パス。二川も混戦の中だったが、つま先に当てて打ったシュートがDFに当たってゴール右隅に。ラッキーな形で先制点を奪った。

 主導権を握られ続けた名古屋だが、前半を1失点で耐えると、後半開始からFW杉森考起に代えてFW野田隆之介を投入。実ったのは後半31分、右サイドからMF矢野貴章が素早いクロスを上げると、ニアに飛び込んだ野田が値千金の同点弾。少ないチャンスを確実にものにした名古屋が貴重なアウェーゴールを奪って第2戦に臨みを繋げた。

 同点弾を奪った野田は、14年シーズンに鳥栖から加入。しかし鳥栖時代に手術した左ひざの影響が思わしくなく、6月に再手術。移籍1年目はまさかの出場機会ゼロに終わった。そして今季も出遅れていたが、この試合で名古屋移籍後初のベンチ入り。今月28日で27歳となるFWが、完全復活に向けた第一歩を踏み出した。


●ナビスコ杯2015特設ページ

TOP