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今夏にユナイテッドを出た選手たちが“鉄のチューリップ”ファン・ハールへ残した言葉

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 今夏の移籍市場でマンチェスター・ユナイテッドを去った選手たちの多くがルイス・ファン・ハール監督への批判を口にしている。英『デイリー・メール』がその内容を伝えた。

 『鉄のチューリップ』ともいわれているファン・ハール監督。かつてオランダ代表を率いた指揮官は、今夏にGKセルヒオ・ロメロやMFバスティアン・シュバインシュタイガー、FWメンフィス・デパイ、FWアントニー・マルシャルらを獲得。

 一方でDFラファエウ・ダ・シウバやMFアンヘル・ディ・マリア、FWラダメル・ファルカオ、FWロビン・ファン・ペルシー、FWハビエル・エルナンデスらを放出した。

 クラブを去った選手たちはファン・ハール監督へ“捨て台詞”とも取れるコメントを残している。フェネルバフチェへ移籍したファン・ペルシー。オランダ代表では指揮官からの信頼も厚かったが、ユナイテッドでは上手くいかなかった。

 ファン・ペルシーは「彼はオランダ代表監督を務めたとき、『君は3番目のストライカーだ』と言ったんだ。僕は『……わかりました』と言ったよ。でもそこから戦い、1番目のストライカーになり、キャプテンも務めた」と振り返るも、「でもマンチェスター・Uで僕がケガから戻ってきたとき、既に僕はチームのオプションとして考えられていなかった。僕は代表チームの監督としてのルイスも知っているし、今ではクラブの監督としての彼も知っている。そこには差があるんだよ」と語った。

 また、レバークーゼンへ移籍したハビエル・エルナンデスは「僕は幸せな気持ちに戻ることが一番大事だと思ってる。早く幸せをみつけたい」とコメント。移籍は「難しい決断ではなかった」とも話した。

 リヨンへ移籍したラファエウも同様にファン・ハール監督を批判。「彼が僕を好きじゃなかったことは知っている。僕がブラジル人だったからかどうかは知らないけどね。ファーガソンが去ったあとは上手くいっていたはずだったのに、この(ファン・ハールへの)監督交代は僕にとって致命的だった」と赤裸々に語った。

 また、わずか1シーズンでユナイテッドを去ることになったディ・マリアは「ファン・ハールに適応することは無理だった」と言い、ファルカオは「僕と彼ではサッカーに関する哲学が少し異なっている」と控えめに話している。

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