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グロスクロイツ、試合に出られない4か月は「つらい時期になるが…」

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 ドルトムントからガラタサライに移籍しながら、当面公式戦に出場できない状況となっているMFケビン・グロスクロイツが心境を明かした。冬の移籍市場が再開するまでが「つらい時期になるだろう」と予想しながらも、自身が選んだ道は正しいと感じている。

 グロスクロイツの移籍は、トルコの移籍ウインドウが閉まる5分前にガラタサライが提出した書類の1枚が署名されていなかったことが原因で正式に成立せず、FIFA(国際サッカー連盟)に認められなかった。それでも同選手はガラタサライに加入することを希望し、ドルトムントとは契約解消に至っている。

 グロスクロイツは5日にシグナル・イドゥナ・パークで、長年ドルトムントで活躍したデデの引退試合に参加し、8万人の観衆が集まったこの試合で、同選手も送り出されることになった。ドイツ『シュポルト1』で「僕はいつまでもドルトムントのファンでいるよ」と語った同選手は、今後については次のように続けている。

「これからの4か月は公式戦に出られず、つらい時期になるだろう。でもトレーニングで全力を尽くすよ。チームのために、いつもやっているようにね」

 ガラタサライへの加入を冬に延期する考えはなかったとも強調している。

「それは選択肢になかった。僕は27年間ドルトムントに住んで、初めて外に出ることになるんだ。新しい街や人びと、チームのことを知りたい。ガラタサライは熱心に誘ってくれたし、彼らは僕が居心地良く過ごせるように、何でもしてくれているんだ」

 今夏にガラタサライに向かった友人のFWルーカス・ポドルスキとはチーム内で「良いムードをつくる」とし、「彼は毎日、僕にメッセージを送ってくれているよ」とポドルスキとの関係について語った。冗談を交えながら「残念ながら、くだらない内容のものが多いけれどね」ともコメントしている。

 いきなり難しい状況に置かれたグロスクロイツにとっては、すでに仲間が在籍していることは大きな支えとなるに違いない。「もちろん、ポドルスキのような知っている選手がいることはアドバンテージだよ」と話している。

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