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V・バルデスの苦境脱出を願うカシージャス 「サッカーでは報われないこともある」

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 スペイン代表GKイケル・カシージャスは、マンチェスター・ユナイテッドで厳しい立場に置かれているGKビクトール・バルデスの現状に心を痛めているようだ。

 V・バルデスはバルセロナでの契約最終年となった昨年3月にひざに重傷を負い、そのまま長年過ごしたクラブを退団。半年をフリーで過ごした後、今年1月にかつてバルサを率いたルイス・ファン・ハール監督のマンチェスター・Uに入団した。

 だが、ユナイテッドでは不動の守護神GKダビド・デ・ヘアの存在により最初の半年でわずか2試合の出場。この夏にはファン・ハール監督と衝突し、今後出場機会を得るのがさらに困難になると予想される状況に陥っている。

 かつてバルサの宿敵レアル・マドリーのGKとしてV・バルデスと競い合い、スペイン代表ではチームメートとして過ごしてきたカシージャスは、5日に行われたEURO2016予選スロバキア戦の試合後にV・バルデスについて次のように述べた。スペイン『スポルト』が伝えている。

「ビクトールへの全面的なサポートの思いを伝えたい。彼のような選手には、すぐに問題が解決されるのがふさわしい。サッカーでは正しく報われないこともあるということがよく分かる」

「彼が1年半もこういう状況に置かれることになると言われたとすれば、もちろん誰もそんなことは望まなかっただろう。今の状況を抜け出してほしいと思っているよ。彼にはそれができるはずだ」

 カシージャス自身もマドリーで苦しい時期を過ごしたが、この夏にポルトへと移籍。新天地での現状には満足している様子を見せている。

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