マンチェスター・ユナイテッドやリバプールでプレーした元イングランド代表のマイケル・オーウェン氏が現在の両クラブからベストイレブンを選出した。プレミアリーグ公式サイトが掲載している。ユナイテッドとリバプールは12日にオールドトラフォードでプレミアリーグの第5節を戦う。

　1996年から2004年までリバプールに所属し、216試合に出場。2009年から2012年にはマンチェスター・Uでプレーすると、31試合に出場したオーウェン氏。「どちらのチームでもプレーしたことがあるから、こういう選び方をすると怒る人が出てくるということはわかっている」と前置きすると「だけど現時点では、マンチェスター・Uの方がわずかにチームとしてのクオリティは上だ」と語った。

オーウェン氏が選んだベスト11は以下のとおり

GKダビド・デ・ヘア(マンチェスター・U)
「マンチェスター・Uが彼と契約したとき、自分がチームの一員だったことは幸運だった。彼はすさまじいGKだ。今や世界でトップクラスの一人だよ」

右SBマッテオ・ダルミアン(マンチェスター・U)
「彼には本当に良い印象を持っている。DFナサニエル・クラインと迷ったけど、僕はダルミアンを推したい。マンチェスター・Uは右SBの良い補強をした」

左SBルーク・ショー(マンチェスター・U)
「これは選ぶのが簡単だった。いろんな意味で彼のことを本当に気に入っている。彼は信じられないほどよいサッカー選手だよ。マンチェスター・Uでも代表でも、これから長くスタメンの座を確保し続けるだろう」

CBマルティン・シュクルテル(リバプール)
「彼はリバプールのスタメンを確保するまでに成長した。力強く、タフで、たくましい選手だ。だから何試合も休むということは決していない。彼はゴールを決めることもできるし、ブレンダン・ロジャース監督が真っ先にスタメンに起用する選手だろう」

CBクリス・スモーリング(マンチェスター・U)
「マンチェスター・Uでは何年もクリスと一緒にトレーニングをしてきた。彼にはDFとしての本当の資質が備わっている。巨漢で力強く、しかも素早い。だから相手選手は彼には手こずらされることになる」

CMFマイケル・キャリック(マンチェスター・U)
「彼はずっとマンチェスター・Uで最高のセントラル・ミッドフィルダーとしての位置を確保している。彼と何試合も一緒にプレーできたのは幸運だった。両利きであり、素晴らしいサッカー脳を持っている。正直、過小評価されている選手だと思う。彼と一緒にプレーすれば、彼がいかにチームに多くをもたらしてくれているかがわかるようになるよ」

CMFバスティアン・シュバインシュタイガー(マンチェスター・U)
「バスティアン・シュバインシュタイガーの名前を挙げないことは難しい。彼がこれまで勝ち取ってきたものや、経験の豊富さから考えるとね。両方の脚が使えるし、タフな選手だ。マンチェスター・Uでも要となる活躍をするようになるだろうね」

右MFコウチーニョ(リバプール)
「1トップの後ろの3人のMFのうち、右サイドにコウチーニョを選んだ。彼はこのポジションの選手として、世界最高レベルにまで成長している。ワールドクラスの選手であり、おそらくリバプールでのベストの選手だと思う。ゴールもアシストもできる選手だ。リバプールの選手をこのベスト11ではそこまで選んでいないけど、コウチーニョは真っ先に選んだ選手の一人だよ」

左MFメンフィス・デパイ(マンチェスター・U)
「マンチェスター・Uでも良いキャリアを切ったね。ゴールを決めたり、チャンスを生み出すことができる選手だ。身体的にも恵まれていて、素早くて屈強だ。左サイドは彼に任せることにするよ」

FWウェイン・ルーニー(マンチェスター・U)
「ルーニーをFWの一つ後ろに置いた。彼は素晴らしいゴール記録を打ち立てたね。マンチェスター・Uでも代表でも、常にゴールを決めてきたし、これからもそうだろう。また、彼は良き友人でもある。彼をこのリストに加えることに異論を唱える人なんていないと思うよ」

FWクリスティアン・ベンテケ(リバプール)
「彼は現代的なタイプのストライカーだ。巨漢で力強く、他の選手のスペースを作り出すことができるし、脚でも頭でもゴールをすることができる。センターバック二人がかりでも、彼を止めるのは手こずるだろうね」

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