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[Rookie League]勝ち切る力養った前橋育英が静岡学園に0-2から逆転勝ち

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[9.6 Rookie League A Group第5節 前橋育英高 3-2 静岡学園高 時之栖裾野G]

 関東・静岡の強豪18校の1年生がリーグ戦を通して成長を目指す「2015 Rookie League」のA Groupは大会最終日の6日、未消化だった第5節の前橋育英高(群馬)対静岡学園高(静岡)戦を行い、前橋育英が3-2で逆転勝ち。前橋育英は5位、静岡学園は3位で全日程を終えた。

 前半はU-16日本代表MF渡井理己やMF中野龍中心に攻める静岡学園が完全にペースを握って攻めた。ショートパスをリズムよく繋いでチャンスを作り出し、MF野口大輝とMF伊藤稜馬のゴールで2-0と突き放す。

 だが、前橋育英はFW田部井悠のゴールで1点差とすると、後半運動量が低下した静岡学園を飲み込みにかかる。後半だけでシュート17本を打ち込んだ前橋育英はMF{{塩澤隼人}のスルーパスから田部井悠の折り返しを塩澤が押し込んで同点。さらに、FW五十嵐理人のアシストからFW大谷秀斗が決めて3-2で勝利した。

 指揮を執った櫻井勉コーチも今まで追いつくまでは行っても勝ち切れなかったチームの勝利を評価。MF田部井涼は「チームは最初の頃、市船(市立船橋)戦とか流経(流通経済大柏)戦とか惜しい試合で負けてしまって、それで自分たちで考えて、辛いことをいっぱいして、それで最後2点差をひっくり返して勝てたことは良かった」と語り、塩澤も「相手が落ちた時に自分たちがどんどん上げて3点取れた。これまで1点差とかそういうゲームをやってきて、勝ち切れなかったこととか多かったんですけど、走ったりして、キツイことも全員で乗り越えてきて、0-2からでも最後チーム全員で3点取ってギリギリの戦いで勝つことができた」と喜んだ。成長の跡をしっかりと残し、前橋育英の1年生たちは「Rookie League」を終えた。

(取材・文 吉田太郎)
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