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[MOM1485]前橋育英MF塩澤隼人(1年)_国体予選敗退からより意識変わったMF、リーダーとして奮闘

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.6 Rookie League A Group第5節 前橋育英高 3-2 静岡学園高 時之栖裾野G]

 前橋育英高の櫻井勉コーチは国体関東ブロック予選敗退から、自覚を持って変わりつつあるMF塩澤隼人に目を細めた。前日の矢板中央高戦で劇的な同点ヘッドを決めていた塩澤はこの日も1-2の場面で同点ゴール。自らのドリブル、スルーパスでチャンスメークし、FW田部井悠の折り返しをゴールへ流し込んだ。本人は自分自身のプレーについて満足をしていなかったが、リーダーとしてチームを引っ張り、勝利へ導いたことが評価された。

 持ち味に縦パスなどを挙げるボランチの憧れの存在は、全国準優勝した昨年度の主将で同じボランチだったMF鈴木徳真(現筑波大)。「自分がチームを引っ張って行って、頼れるキャプテンになりたい。自分がリーダーシップを取ってチームを引っ張って行きたい。鈴木徳真さんとか目標にしてやっていきたい」と誓う。

 国体群馬県選抜の一員でもあった塩澤だが、8月の関東ブロック予選は勝てば全国大会出場の決まる茨城県選抜戦を0-2で落として予選敗退。昨年、前橋育英高中心のメンバーで全国大会準優勝を成し遂げたチームが全国大会出場を逃す結果となった。「自分が悔しさを経験したんでリーダーとしてチームに悔しさを伝えていかないといけない」という塩澤は意気込み新たにチームに戻り、その悔しさをピッチでぶつけている。

 まずは「チームが苦しい時とかにあまりまとめることができなかったり、守備の面とかまだ全然です」という課題改善に精力的に取り組む。そして「上級生のメンバーに入っても遠慮せずにどんどんやっていって選手権のメンバーに入れるようにやっていきたいです」という次の目標をクリアする。

(取材・文 吉田太郎)
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