beacon

意表を突くFKから決勝点!! 川崎F、甲府下して5戦ぶり白星

このエントリーをはてなブックマークに追加
[9.12 第2ステージ第10節 甲府 1-3 川崎F 中銀スタ]

 J1は12日、第2ステージ第10節2日目を行い、山梨中銀スタジアムではヴァンフォーレ甲府川崎フロンターレが対戦し、川崎Fが3-1の勝利を収めて5試合ぶりの白星を獲得した。

 3連敗中で4試合白星から遠ざかっている川崎Fが、前半3分に好機を迎える。中盤で細かくパスを回すとMF中村憲剛、MFエウシーニョとつないだボールから、最後はFW大久保嘉人が左足で狙ったがボールはわずかにゴール左に外れた。最初の好機を逸した川崎Fだったが、前半12分に先制ゴールを叩き込む。MF大島僚太が前線に送った浮き球のパスの流れから、FW小林悠が鋭い突破で右サイドを切り裂くと、グラウンダーのクロスをゴール前で待ち構える大久保が蹴り込んでスコアを1-0とした。

 しかし、すぐさま甲府が同点に追い付く。前半16分、FWバレーとのパス交換でPA内に進入したFW阿部拓馬がDF武岡優斗のファウルを誘ってPKを獲得。キッカーを務めたバレーが落ち着いてGK新井章太の逆を突いてネットを揺らし、試合を振り出しに戻した。

 1-1のまま前半を折り返すと、後半11分には大島がミドルレンジから枠内にシュートを飛ばしたものの、GK河田晃兵の横っ飛びのセーブに阻まれた。逆に甲府は同14分にバレーが強烈なミドルシュートを狙うが、ボールはゴールマウスを捉え切れなかった。

 すると、後半21分に川崎Fが意表を突くFKから勝ち越しゴールを記録する。ゴール正面で得たFKの好機で、キッカーを務めた中村は直接狙うのではなく浮き球のパスを選択。左サイドに展開されたボールをDF谷口彰悟がダイレクトで中央に折り返すと、ゴール前のMF田坂祐介が押し込んでスコアを2-1とした。さらに同26分にはFW杉本健勇のスルーパスから完全に抜け出した小林が決定機を迎えるが、シュートは河田に阻まれて追加点とはいかなかった。

 同点に追い付きたい甲府は後半38分にMF稲垣祥の落としを受けたMF下田北斗が狙うも、ボールはゴール左に外れてしまう。すると、同45分に小林のマイナスのパスを受けた杉本がダメ押しとなるゴールをミドルレンジから突き刺し、川崎Fが3-1の勝利を収めた。


▼関連リンク
[J1]第2ステージ第10節2日目 スコア速報

TOP