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チェルシー、守備安定せず連敗…5戦終えて優勝した昨季と並ぶ3敗目喫す

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[9.12 プレミアリーグ第5節 エバートン3-1チェルシー]

 プレミアリーグは12日、各地で第5節を行った。チェルシーは敵地でエバートンと対戦し、1-3で敗れた。チェルシーは今季5試合を終えて、26勝9分3敗で優勝した昨季と並ぶ3敗目を喫した。

 チェルシーはGKティボー・クルトワが右ひざ半月板の手術を受けることになり、GKアスミル・ベゴビッチが先発出場。さらにMFジョン・オビ・ミケルが今季初先発でボランチに入り、MFセスク・ファブレガスが一列前に入った。MFウィリアンはベンチスタートとなっている。

 ホームに昨季王者を迎えたエバートンは前半4分にアクシデント発生。今季リーグ戦初先発となったMFムハメド・ベシッチが右足の太腿裏を痛め、その後5分ほどプレーしたがFWスティーブン・ネイスミスとの交代を余儀なくされた。しかし、エバートンはこの交代で試合を大きく動かすことになる。

 前半17分、ネイスミスがフェイントで前を向いてDFブレンダン・ギャロウェイにパスを送り、ギャロウェイがPA左から上げたクロスをゴール前に走り込んだネイスミスが頭で押し込み、先制点。さらにエバートンは、同19分にFWアルナ・コネがヘッド、同20分にMFジェームズ・マッカーシーがミドルもGKベゴビッチの好守に阻まれる。それでも同22分に、ネイスミスが左足ミドルをゴール右へ突き刺し、2-0とリードを広げた。

 前半でまさかの2失点を喫したチェルシーは、前半26分、左サイドから切れ込んだDFセサル・アスピリクエタが右足シュートも、今夏チェルシー加入が噂されたDFジョン・ストーンズに防がれる。それでも徐々に流れを引き寄せると、同36分にミケルからパスを受けたMFネマニャ・マティッチが強烈な左足ミドルを突き刺して、1点差に詰め寄って前半を終えた。

 同点を狙うチェルシーは後半開始からボールを支配するもエバートンの守備を崩すことができない。同10分、ミケルに代えて、今夏フルミネンセから獲得したFWケネディを投入。同23分にはFWペドロ・ロドリゲスに代えてFWラダメル・ファルカオを入れ、さらに攻勢を強めた。

 対するエバートンは古巣対決となったFWロメル・ルカクが積極果敢にチェルシーに襲い掛かる。後半26分、自陣からの縦パスで相手と体を入れ替えて左サイドを突破したルカクがクロスを上げるも味方に合わない。それでもエバートンは同38分、MFロス・バークリーのスルーパスに反応したネイスミスがPA右の角度のないところから右足シュートを決めて、3-1。ネイスミスは途中出場でハットトリックを達成した。

 チェルシーは最後まで1点を目指したが、気持ちだけが先行し、終盤はエバートンにボールを持たれる時間が続き、追加点を挙げることができないまま1-3で敗戦。開幕から5試合連続で複数失点を喫したチェルシーは、8月29日の第4節クリスタル・パレス(1-2)戦に続く連敗となり、今月16日に行われる欧州CLグループリーグ初戦に向けて不安を残す結果となった。

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